【2025注目!ガールズグループ#2・超ときめき♡宣伝部、FRUITS ZIPPER、高嶺のなでしこ】かわいいを武器に自分らしく言葉を紡ぐ
FRUITS ZIPPER
2022年に結成し、「わたしの一番かわいいところ」がTikTokでバズり、デビューと同時に大ブレイクを果たした“ふるっぱー”ことFRUITS ZIPPER。 “あざとさ”と“かわいさ”が存分にぎゅっと詰まった彼女たちが歌うのは、自己肯定感に振り切った“自分史上主義”のエールソング。自分が思うかわいさを思いきり前面に出した楽曲とパフォーマンスはとっても清々しく、気持ちがいい。 「NEW KAWAII」でも、どんな姿でも自分がかわいいと思えばそれが正解という令和らしいリリックは、10代、20代の共感を集めスタイルを確立。 これらの曲に積極性を持たせるビジュアルを持つメンバーには、このグループから始めたメンバーは少なく、実はかなりの経験者が名を連ねる。もともとHKT48で活動していた月足天音、子役として活動し、「てれび戦士」も経験した鎮西寿々歌、さまざまなアイドルグループで経験を積んだ櫻井優衣など、これまでの経験を糧に突き進むメンバーが、経験の少ないメンバーを引っ張り今に至るからこその安定感があるのだろう。 どんな状況下でも夢をあきらめなかったメンバーたちは、とても強い。2025年は彼女たちがどう成長するか、楽しみで仕方ない。
高嶺のなでしこ
2025年、さらに注目しておきたいのが高嶺のなでしこだ。上記2組とはまた色合いが違うが、彼女たちもSNSを通じて注目を浴びている10人組アイドルグループだ。 さまざまな音楽番組などで、彼女たちが「可愛くてごめん」を歌っている姿を見たことがある人は多いだろう。というのも、この曲を作ったクリエイターユニット・HoneyWorksが、「たかねこVer.」のサウンドプロデュースを務めているのだ。通称“ハニワ”の楽曲にハズレなし。10代から圧倒的な支持を受ける、まさに青春を具現化した楽曲を、理想のビジュアルと個性を持つ彼女たちが歌うからこそ、より響き、伝わってくるのだろう。 そして、“たかねこ”のライブがエモーショナルで力強いのは、歌う彼女たちが心から共感しているであろう歌詞だから。力強く、自分で立ち向かっていく、かわいいだけじゃない、たかねこらしい強さを感じるパフォーマンスはぜひ一度見てもらいたい。 今回紹介した3組に共通するのは、“自分らしく生きている”ということ。アイドルという職業の中で、自分たちが持っているかわいいという武器をしっかりと自覚し、楽曲ではそれを誰かに媚びるために言葉を選ぶのではなく、自分のために言葉を紡いだ楽曲を歌っているということ。 “異性ウケ”を意識して作られている曲とは異なり、意志を持ち、自立している曲が多いからこそ、異性ファンはもちろん、同性のファンが多く生まれているのだろう。彼女たちが、今後どんな曲を歌い、届けてくれるのか、ワクワクして仕方がない。