「ネスレ ミロ オトナの甘さ」刷新、鉄の配合量を約2倍に強化、手軽においしく鉄分を補給したい人へ/ネスレ日本
ネスレ日本はこのほど、大麦飲料「ネスレ ミロ」の甘さひかえめタイプである「ネスレ ミロ オトナの甘さ」において、従来品と比べて鉄の配合量を約2倍に強化し、“1日分の鉄分(6.8mg配合)”を1杯でおいしく飲めるリニューアルを行った。ターゲットは、20~40代女性を中心とした“手軽においしく鉄分”を補給したい人や甘さひかえめタイプの「ミロ」を楽しみたい人という。 ネスレ日本飲料事業本部の中濱航太ブランドマネジャーは、リニューアルで苦労した点について次のように話す。「“ミロ”のおいしさはそのままに鉄分の量を増やすことに苦労しました。また、パッケージでいかに“1日分の鉄分”を目立たせるかということに取り組みました。おいしさのイメージを向上させるために、従来よりも立体感がありおいしさを想起させるシズルに変更しています」。 「ミロ」は、日本では1973年に発売され、成長期の子ども(7~12歳)の栄養補給を主目的にした商品で、大麦由来のおいしさとカルシウム、鉄、ビタミンDなどを豊富に備えた栄養機能食品。2020年以降、SNSでの投稿をきっかけに「ミロ」に“鉄”が含まれていることに注目が集まり、大人の飲用者が増加している。 また、ネスレ日本の調査では、2021年に発売した「ネスレ ミロ オトナの甘さ」の購入者の約70%は大人(子どもなし世帯)で、女性は“鉄”の摂取を最重要視していることがわかっている。そこで、“鉄不足”の女性をこれまで以上にサポートしたい、おいしく手軽な鉄摂取をより多くの人に習慣化してほしいという思いから、今回リニューアルしたという。
女子栄養大学栄養生理学研究室の上西一弘教授は、次のように話す。「“鉄”は赤血球を作るために必要な栄養素です。成人女性の推奨量は男性よりも多く、ほぼ全ての年代の女性で“鉄”の摂取量が不足傾向になっています。バランスの取れた食生活の中で“鉄”を上手に補うことが大切です。また、“鉄”の摂取については飲み物というのも一つの手段として有効だと思います」。 会場には、女子栄養大学の学生が自ら考案したアレンジレシピも紹介された。材料は、凍らせたバナナ(1/2本)、調整豆乳(200ml)、ヨーグルト(50g)、「ネスレ ミロ オトナの甘さ」(大さじ2杯)、きなこ(小さじ1杯)。開発のポイントは、忙しい朝でも短い時間に作れることと続けられるおいしさで、「特に女性におすすめ」としている。
食品産業新聞社
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