「女子プロの世界で名前があっても知られてない」ロッシー小川がアイドルレスラー偏重の女子プロレス界に警鐘を鳴らしアスリートプロレスを促進
3日、東京都・大田区総合体育館にてマリーゴールド『MARIGOLD FIRST DREAM2025~初夢~』が開催された。 第1試合で行われた『新春ドリーム・ランブル』では所属選手の他に星ハム子(アイスリボン)、真白優希(フリー)、花園桃花(フリー)、リアラ(フリー)、フライング・ペンギン(2point5)、ナイト・シェイドといった他団体・フリーの選手が大量参戦することが発表。 ロッシー小川代表取締役はこの試合を「トライアウトみたいなもの」と評して新規参戦選手の品定めの場であることを公言。様々な意味で新年の運気を占う試合となった。
若手たちが乱戦を繰り広げる中、42歳にして孫が生まれたベテラン祖母レスラー・星ハム子が大暴れ。 過去にグラビアDVDを発売したこともあるハム子がセクシーポーズで誘惑していくも、本職のグラドルでもある橘渚&咲村良子&勇気みなみがキレッキレのセクシーポーズで対抗。逆上したハム子が他選手へ3人を潰すよう号令をかけ、リング上はさらなる混沌に包まれ観客席からは明るい初笑いが起きる。 最後に残ったのはハム子、真白、勇気の3人。ハム子&真白が勇気を両脇から押さえて「プロレスでハッピー!アイスリボン!」のスローガンを叫ぶという珍事が起きる中、真白が摩訶不思議殺法で躍動し優勝。 真白はドリーム・ランブル優勝の実績を引っ提げ、この日誕生した19歳のスーパーフライ級王者・ビクトリア弓月へ挑戦表明。アイスリボンの至宝・ICE×∞王座を持つ真白とマリーゴールドの王者である弓月の一騎打ちが決定的となった。
また、この日は181cm 90kgの“大怪獣”ボジラのパートナーとして、180cm 96kgの“大恐竜”タンクが初来日。女子プロレス界では規格外の体格を誇る2人は現王者組を圧倒してマリーゴールド・ツインスター王座(※タッグ王座)戴冠。タンクは団体最高峰の真紅のベルトへの挑戦も決定した。 この新戦力の台頭について、ロッシー小川は「どんどん世界の無名な選手を探してこようかと思って。その方が面白いじゃないですか。変な話、女子プロの世界で名前があっても知られてないんで。世界にはまだまだいろんな人がいるよっていうところを見せていきたい」と積極的にこの流れを加速させていく意図を語る。 そして、この日真紅のベルトを戴冠した林下詩美、アマレスエリートの18歳でスーパールーキーの山岡聖怜の名を挙げ「ようやく女子プロレスがアスリートというか、スポーツの延長上になればいいなっていう兆しが見えたかなと思いますね。なんかここ数年、十数年の女子プロ界は、どうしてもタレントからの転出・転向が多かったじゃないですか。でもここに来てようやく、競技をやってる人たちが入ってくる世界になって、どんどん大きくなっていく世界になっていくんじゃないかなと思いますね。別にタレントからの人が悪いと言ってるんじゃなくて、そういう兆しがずっとあったじゃないですか。ここ10年くらい。だけど今日の顔ぶれを見ると、やっぱり下地がある選手が出てくる世界になっていくんじゃないかなぁと思います」とアスリートプロレスを推奨。 今大会の上々の客入りについて口にしつつ「今日は裏でやってる方はどうなってるのか分かんない」と某団体を意識し、アイドルレスラー偏重の女子プロレス界に警鐘を鳴らした。
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