稲垣吾郎「<新しい地図>を結成して7年、僕自身のあり方は変わらない。日常では70%がちょうどいい、ゆるさが心と体の健やかさに繋がっている」
◆充実していた2024年。来年はさらに良い年に 稽古が始まって、すでに3日ほどがたちました。やっぱり人間ですから、過去3回も上演していると、どうしてもそれまでの経験と成功体験をなぞるところが出てきてしまう。 ですが、お客様の中には初めてご覧になる方もいらっしゃいますし、今回新たに加わったキャスト、スタッフもいます。4度目の舞台に臨むにあたり、僕の頭の中である程度これまでのイメージを破壊して、また新しい気持ちで役柄を再構築していくつもりです。 『No.9 ―不滅の旋律 ―』は今日まで96回の公演を重ねてきました。96回もベートーヴェンの人生を生きたのか! と感慨深いです。今回、クリスマス・イブにちょうど100回を迎えることになるので、引き続き鮮度を保ちながら頑張っていきたいですね。 年齢のせいなのか時代のせいなのか、一年が過ぎるスピードがどんどん速くなっています。2024年は僕にとってとてもいい年でした。 これからも一日一日を大切に、感謝しながら過ごしていきたいですし、2025年はさらに良い年にできるといいなあと思っています。この先、いい予感しかありません! (構成=上田恵子、撮影=木村直軌)
稲垣吾郎
【関連記事】
- 草なぎ剛「芸能界30年、テレビとの距離感が変わって。世間からの評価は気にしない。これからは楽しみながら老いに抗いたい」
- 香取慎吾「三谷幸喜さんに、僕のお葬式で弔辞を読んでと頼まれた。連絡先を教えない代わりに、参列者の前で、『僕のケータイ番号は×△です!』と叫んでくれって」
- 森且行「夢だったオートレーサーに。日本一になった喜びも束の間、レース中に落車。手術4回の大ケガから、奇跡の復活を遂げるまで」
- 草なぎ剛×金澤翔子「翔子ちゃんの手紙を今でも大切に持ってるよ」「草なぎさんはお父さんに似てます。大好きです!」【2024年上半期BEST】
- 鈴木おさむ「SMAP 5人旅、震災後10日のスマスマ生放送…長年のライバルであり、一番褒めてほしい人たちを失い、僕は引退を決めた」