【凱旋門賞】武豊アルリファーは11着「結果が全て。いい結果は出せなかったけど、楽しかった」
「凱旋門賞・仏G1」(6日、パリロンシャン) 世界最高峰の一戦に愛国馬アルリファーとのコンビで参戦した武豊騎手(55)=栗東・フリー=は中団外めから伸びようとしたものの11着に敗れた。自身11度目の挑戦となったが、世界の厚い壁を破ることはできなかった。 【写真】11着だった武豊騎乗のアルリファーと12着だった坂井瑠星騎乗のシンエンペラー 武豊は「スタートが良ければもう少しいいポジションを取りたかったですけどね。結果が全てですから。厳しい結果でしたね」と受け入れた。戦前、指揮官と話をして臨んだ一戦。「細かいところはなかったけど、“道中、リラックスして走れればラストはいい脚を使うから”という話だった。状態は良かったと思うけど、直線に向く手前であまり反応がなかった」と冷静に振り返った。 22年のドウデュース(19着)以来となる2年ぶりの参戦。「きょうここにいてレースに騎乗できたことが幸せ。いい結果は出せなかったけど、楽しかった。やっぱりいいなと思いました」と率直な胸の内を明かす。今後に向けて「日本でもアメリカでも楽しみなレース、楽しみな馬が待っている。秋以降をいいシーズンにしたいですね。頑張ってくださいという声を出発前にもたくさんいただいたし、テレビの前でも応援してもらったと思います。また頑張りたいですね」と、ファンへメッセージを送った。