大谷翔平&ジャッジ、MLB「23年ぶり」の偉業なるか!? ヤ軍番記者は「オオタニを上回ることも不可能ではない」と強い期待も
MLBの2024年シーズン終盤は、両リーグのスーパースターが球界を沸かせている。 【動画】9回土壇場で同点弾!大谷翔平が53号本塁打を放ったシーン ドジャースの大谷翔平が現在、「53本塁打・55盗塁」という前人未到の記録をマークしており、さらなる更新も有力視されている。また、ヤンキースのアーロン・ジャッジも本塁打数を55本に伸ばすなど、その驚異的な長打力を発揮し続け、本塁打、打点タイトルもほぼ確定させた。 シーズンを通して打棒が猛威を振るい、すでにMVP「当確」との声も挙がっている大谷とジャッジ。そして、その両者にはもう一つ、打撃成績においての偉業達成も期待されているようだ。 米スポーツメディア『Sports Illustrated』では現地時間9月23日(日本時間24日)、大谷、ジャッジの「400塁打」超えについて論じるトピックを配信した。この記事の掲載となった23日時点でのそれぞれの塁打数は、大谷が391、ジャッジが379であり、ともに残り6試合となっている。 同メディアは、「この2人の新進気鋭のMLBレジェンドはMVPを争ってはいないものの、歴史的な統計を競っている。シーズンで400塁に到達することだ」と綴っており、過去の記録に言及。「1960年以降の達成は8度のみ」であり、2001年シーズンに、サミー・ソーサ(425)、ルイス・ゴンザレス(419)、バリー・ボンズ(411)、トッド・ヘルトン(402)の4人が到達したのが最後となっており、現在まで達成されていないと説明。 またトピックでは、「オオタニとジャッジの両者が最後の週に大活躍すれば、両者とも400塁打は手の届くところにある。それは、すでに確固たるMVP候補の座にふさわしい完璧な結末となるだろう」などと見解を示している。 ちなみに、今回のトピックは『Sports Illustrated』で主にヤンキースの記事を担当するグラント・ヤング氏が手掛けたものであり、ジャッジの記録達成への見通しとして、「今月初めのジャッジの16試合にわたる不振により、400塁打のマイルストーンに到達するチャンスを台無しにしたかもしれない」と指摘。だがその一方で、「しかしア・リーグMVPの最有力候補の実力を考えれば、残りの試合で400塁打を達成するだけでなく、オオタニの記録を上回ることも決して不可能ではないだろう」と期待を込めた。 レギュラーシーズンも残りわずか。ファンはさまざまな視点から偉業達成へのエールを送り続け、その瞬間を待ち望んでいる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]