今年の夏は電気代が高いと思っていたのに「補助」によって安く抑えられていたことを知りました。もし補助がなかったら、今夏の電気料金はどのくらいだったのでしょうか? また2025年も補助が続くのでしょうか?
※経済産業省資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」をもとに筆者が作成(都市ガスは除く) 月の電力消費量を約347kWhとした場合の値引き額は、以下のとおりです。 1月使用分:約867円 2月使用分:約867円 3月使用分:約451円 合計で約2185円の値引きとなります。
【暖房機器別】手軽にできる節電方法
エアコン(暖房)、ファンヒーター、こたつなどの暖房機器を上手に使うことで、消費電力をおさえ、電気代を節約できます。日々の小さな工夫や行動で、年間の電気代が大きく変わることもあります。 家計の負担を軽減するためには、身近なことから取り組むことが大切です。本項では、エアコン、ファンヒーター、こたつの節電方法について見ていきましょう。 ■エアコン(暖房) エアコンの電気代を節約する方法は、次のとおりです。 ・エアコンの使用時間を短くする ・設定温度を低くする ・必要なときだけ使用する ・フィルターを定期的に掃除する 例えば、経済産業省資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」によると、フィルターを月1~2回掃除することで、掃除していない場合と比べて電気代が約990円節約されるとしています。 ■ガス・石油ファンヒーター ガス・石油ファンヒーターの電気代を節約する方法は、次のとおりです。 ・設定温度を低くする ・フィルターを定期的に掃除する ・必要なときだけ使用する ・省エネ性能の優れた製品に買い替える 例えば、経済産業省資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によると、設定温度を21℃から20℃に下げることで、ガスファンヒーターの年間電気代が約1320円削減できるとしています(外気温度6℃、1日9時間使用の場合)。 ■こたつ こたつの電気代を節約する方法は、次のとおりです。 ・こたつ布団に上掛けと敷布団を組み合わせて使う ・設定温度を下げる こたつも使い方を工夫することで電気代の節約が可能です。経済産業省資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によると、温度を「強」から「中」に下げることで約1520円の電気代削減が可能としています(1日5時間使用の場合)。