【全日本総合バドミントン2024】山下恭平&緑川大輝が決勝進出。「2ゲーム目は自分たちの攻撃を仕掛けていけたし、相手よりもミスが少なかった」(緑川)
日本一を争う「第78回全日本総合バドミントン選手権」が、12月25日から30日まで東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザで開催。大会5日目の29日、男子ダブルス準決勝で熊谷翔&西大輝に2-1で勝利した山下恭平&緑川大輝(NTT東日本)のコメントを紹介する。 【トーナメント表】全日本総合バドミントン2024男子ダブルス ――試合を振り返って 山下 (1ゲーム目の)出だしで、相手に大きく展開されて、うまく自分たちのリズムがつくれませんでした。2ゲーム目から自分たちが仕掛けていって、点数が取れるようになって、そこで自分たちのリズムになったと思います。 緑川 自分たちのリズムが少し悪くて、相手に先手を取られてしまいました。でも、2ゲーム目からはしっかりと自分たちの攻撃を仕掛けていけたし、なおかつ、相手よりもミスが少なかった。そこが勝因だったなと思います。 ――1ゲーム目から修正した部分 山下 1ゲーム目はレシーブで大きく展開されたときに、自分たちがリスクを負わずに、そのペースに合わせてしまった。2ゲーム目は、自分たちが足を動かして 相手の余裕をなくしていって、そこで相手がエラーしてくれました。そこで自分たちが決める展開ができたと思います。 ――2ゲーム目を取れたポイントは? 緑川 1ゲーム目は相手が前に詰めているのに、そこに(自分が)落としてしまい、叩かれたり落とされる場面があった。下からさわっているのに、(ネット前に)落とそうとねらいすぎました。2ゲーム目は攻め方を変えて、自分たちが上でさわって、落としてから攻撃する展開ができた。相手よりも、先に上からさわれたのがよかったかなと思います。 ――パフォーマンスは上がっている? 緑川 体の疲れはあるだろうし、カバー面では、取れてはいるけど対応が遅れている部分はある。このあとの体のケアをしっかりやって、明日に臨まないといい試合ができなくなってしまうかなと思います。 ――今大会、ペアとしてのテーマはありますか? 山下 「考えるな、感じろ」ですね(笑) あ、いや、ただ考えていないです。 ――決勝への意気込みは? 山下 自分はあと一つなので、しっかり気持ちを準備をしていきたいと思います。 緑川 自分はまだあと(混合ダブルスの)1試合あるので、そこを勝てるように準備したい。残れることができれば、2つ決勝がやれるように頑張りたいと思います。
取材・文/バドミントン・マガジン編集部、吉井信行