緊急事態宣言から2週間、専門家会議が会見(全文2)10のポイントで接触8割減を
帰省、旅行をなるべく避けていただくのがまず第一
日本経済新聞:ちょっとごめんなさい。まさにおっしゃるとおりではあるんですけれども、皆さん、来ていただいている方で、その状況があるかとか、ちょっとこちらで確認できないんで少々お待ちください。信号そのものが切れている。ちょっと、もし難しいようでしたら、もう切り替えて進めさせていただきます。ネットの中継に切り替えてくださいというふうに今お願いしてますので、ちょっとだけお待ちいただいていいですか、すいません。すいません、ちょっとトラブルをそのままずっと待ってるのも厳しいので、ごめんなさい、再開をお願いしてもよろしいでしょうか。 脇田:先ほどの続きになりますけども、5月6日に向けては、ゴールデンウィークを迎えますので、前回、3月中旬からの連休のお話ありましたけれども、やはり地方に感染を拡大しないということが重要になりますので、帰省あるいは旅行というものをなるべく避けていただくということはまず第一に考えています。 それで、その先の、もしこの8割削減がうまくいって、その先にどのような緩和があるのかというようなことに関しては、この先、われわれ専門家会議としても状況分析をしつつ、出口については皆さまにご提示をしていきたいというふうに考えております。というところですが、よろしいでしょうか。
2月のバージョンとの違いを教えて
日本経済新聞:どうもありがとうございます。すいません、もう1点お伺いさせてください。相談、受診の目安の新しいご提案ということでいただいていると思うんですけれども、すいません、今までもかなり重い症状の方は、すぐにという書き方ではなかったんですが、4日というものを書かずに、ご相談くださいという書き方だったと思うんですけども、今までのバージョンとの違いというのは、より高齢者の方たちに向けて強く発信するといいますか、前回、2月のバージョンと比べた違いをもう少し詳しくご解説いただけると幸いです。 釜萢:釜萢です。2月のときに目安が出まして、受診の目安に対しては特にいつもと体調が違うということに対して4日間経過を見てくださいというようなメッセージというふうに取られたんですが、それはそうではなくて、体調が少し悪いからといってすぐ皆さん医療機関を受診されるわけではないので、少しいつもと違うという症状が続いた場合には、もう少なくとも4日も続くというのであれば、普段はあまり受診をされなくても今回に関しては、ぜひ相談をしていただきたい、まず電話で相談をして、そしてその相談の結果、受診が必要になれば医療機関を受診していただきたいという、そういうことでありました。 尾身先生が先ほどお話しになられたように、特に、非常にこの病気の蔓延が疑われるという状況になってきたからには、特に基礎疾患があったり高齢の方という場合、そのほか、妊娠もそうですけれども、リスクが高いという場合には、もう調子が、いつもと体調が違うというふうに思われたらば、すぐに相談をしていただきたい、電話で相談、受診をしてくださいということでありますので、これまでの方針と大きく変わるということではないんですけれども、体調の変化に皆さんしっかり気を付けていただいて、そして特に日々の体温の測定とか、いつもと違うということを敏感に察知してやっていただきたい。特にお願いとしては、体調が悪いのに無理をして仕事を続けるというようなことでなく、具合が悪いなと思ったらまず休むということを考えていただきたいということが大きなお願いであります。 ですから方針が大きく変わったというわけではありませんけれども、さらに運用に当たってはしっかり注意をしていただきたいということがお願いでございます。 日本経済新聞:ありがとうございます。まず会場の方からご質問をいただきたいと思うのですが、皆さん聞きたいことがたくさんあると思いますので、極力まとめた形でお願いいたします。ある程度のところで時間を切ってSkypeのほうに移らせていただきますが、ご寛容ください。 【書き起こし】緊急事態宣言から2週間、専門家会議が会見 全文3に続く