【ウインターカップ速報】東山が2年連続ベスト8、瀬川、佐藤が共に23得点と大活躍 [高校バスケ]
前半7本の3Pシュートを決めてリードを奪った東山
12月26日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」男子3回戦で、インターハイに続いて2冠を狙う東山(京都①)と北陸(福井)が対戦。前半7本の3Pシュートを決め、最大28点差を付けた東山が84-72で勝利。2年連続となるベスト8進出を決めた。 【表】ウインターカップ2024男子トーナメントをチェック 両者はインターハイでも3回戦で対戦。72-58で勝利した東山は、No.5瀬川琉久が31得点、No.8小野寺星夢が19得点とオフェンスをけん引した。敗れた北陸だが、No.7峯田倖成の19得点を筆頭に4人が2桁得点をマーク。さらにリバウンドでは51-44と上回った。北陸にとっては、リベンジを期す試合となった。 東山はNo.5瀬川琉久の3Pシュートで先取点。さらにNo.6カンダ・マビカ・サロモン、No.7南川陸斗が決めると、No.11佐藤凪の4ポイントプレーが飛び出すなど、良い出だしを切る。その北陸はNo.10カイエンベ・カヴオン・ジャン・ポールがインサイドでシュートを沈めると、No.7峯田倖成もゴールにアタックして得点。追いかけたが、東山の20-15で1Qを終えた。 ボールマンに対して執拗にプレッシャーを掛けていく北陸。しかし、No.4和田拓磨、No.11ムトンボ・カベヤ・エノック、No.7峯田ら4選手が2ファウルとなってしまう。差を縮めたい北陸だが、クォーター中盤までで3Pシュートは0/11。東山はこの間にNo.11佐藤が3本の3Pシュートを射抜き、残り5分で33-21と2桁のリードを作った。 残り2分、No.7峯田が北陸は15本目となる3Pシュートを放ってついに成功。するとNo.4和田も3Pシュートを沈めたが、東山の44-31のハーフタイムを迎えた。前半、東山は3Pシュートを7/20と高確率で成功。北陸(2/17)との差が点差につながった。 3Q、北陸は果敢にゴールにアタックをしていくが、ディフェンスに手こずって得点が伸びない。中盤にかけてNo.7峯田、No.4和田が連続して3ポイントプレーを決めて流れを引き寄せようとしたが、得点源の一人No.7峯田が4ファウルになってしまった。 北陸はゾーン、マンツーマンとさまざまなディフェンスを試みたが、東山の勢いは止まらず。中盤からNo.5瀬川の得点などで11-0のランを作ってリードを伸ばし、70-44で3Qを終えた。東山が26-13と流れをものにした3Q、No.5瀬川はこのクォーターだけで15得点を挙げた。 26点差が付いてしまった北陸だが、4Qに入ってもアイデンティティーである堅守速攻を貫く。バックコートからプレッシャーをかけ、トランジションから速い攻撃を仕掛けてNo.5平澤友真、No.7峯田が3Pシュートを射抜き、No.11エノックがリバウンドから決める。残り7分から11-2のランを作って16点差まで縮めた。東山はしっかり時間をかけてオフェンスを展開するが、得点が伸びない。残り48秒、No.7峯田のシュートで10点差にしたが追い上げもここまでだった。4Qは北陸が28-14と上回ったものの、東山が84-72で勝利した。 東山はNo.5瀬川、No.11佐藤が共に23得点、1年生のNo.14中村颯斗も12得点をマーク。ターンオーバーはわずか6だった。一方、ファウルがかさんで苦しい試合となった北陸はNo.7峯田が20得点No.11エノックが18得点11リバウンドを記録した。