塚本拓真が不可思からダウンを奪っての判定勝ち。元K-1王者・山崎秀晃とのKrushでの対戦をアピール【Krush】
「Krush.164」(8月18日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで行われたスーパー・ライト級戦で塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が不可思(クロスポイント吉祥寺)にダウンを奪った上での判定勝ちを収めた。 塚本はプロ戦績16戦 8勝(2KO) 6敗2分の26歳。不可思はプロ戦績67戦 44勝(21KO) 20敗 3分でKING OF KNOCK OUTスーパーライト級王座など5つの王座の獲得歴があるトップファイターとあって、塚本にとっては今後に向けて大きな勝利となった。 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかけて右ハイは塚本。不可思の入るところに右ミドル、ジャブの塚本。不可思は右ロー、右ストレート。塚本も右ロー。不可思のパンチに塚本がカウンターで右ハイ。不可思は右ローからパンチへつなげる。塚本は右ハイ、右ミドル、右ローを打ち分ける。圧をかける塚本に不可思は右ロー。塚本のキックに右ストレートの不可思。不可思のパンチに右ハイを合わせる塚本。不可思は右ロー。塚本は右ハイ。コーナーに詰められた不可思がにやりと笑い“打ってこい”のジェスチャー。塚本が出たところにパンチを合わせに行く不可思。塚本は前蹴りで不可思を吹っ飛ばす。そしてパンチにつなげる。距離を制したのは塚本。
2R、塚本のミドルと不可思のローの打ち合い。そこからパンチをまじえながらやはり蹴り合いが続く。塚本の前蹴りに右ストレートの不可思。しかし塚本も前蹴りを顔面に。塚本のミドルに不可思が右ロー。 不可思の右ローに塚本は右ミドル。パンチの打ち合いとなり不可思が押し込み、なおも右ハイキック、右ストレート。しかしその後の打ち合いで塚本の右ストレートに一瞬ぐらつく不可思。なおも打ち合いとなり、不可思を下がらせた塚本が右ミドルからの右ストレートでダウンを奪う。
3R、不可思のローに右ストレートの塚本。塚本のミドルと不可思のローの打ち合いが続く。不可思は一気に距離を詰めてパンチを連打。右ストレートがヒットも塚本は倒れない。不可思は詰めて右ロー、右ストレート、左ボディー、ヒザと畳みかける。しかし塚本もパンチを打ち返す。不可思がコーナーに詰めてパンチを連打も決定打は放てない。塚本は右ハイキックを返す。不可思も左右のハイキック。なおも手を止めず打ち合う中、試合終了のゴング。 判定は2Rのダウンがものをいい、28-30、28-29、28-29で塚本が勝利を収めた。