自転車で富士山の隠れた財宝を巡る「奥富士ロングライド」初開催
自転車で富士山の隠れた財宝を巡る「奥富士ロングライド」初開催
北斜面の林道を舞台に、富士山の隠れた魅力の再発見を目指すサイクリングイベント「奥富士ロングライド」(主催:株式会社テラインコグニタ)が10月27日に初開催される。
誰もが楽しめる観光型のサイクリングイベント
「奥富士ロングライド」は、富士山の北斜面を中心に、まだ観光資源として認識されていない林道を活用し、自然の魅力を存分に味わうことを目的としたサイクリングイベントである。コース上には山梨県や富士北麓地域の名物料理を楽しめるエイドステーションが3か所設置され、参加者は「吉田うどん」や「ほうとう」などの美味しい地元料理を味わいながら、涼しい秋の空気を堪能することができる。 イベントは、60kmの「ハードコース」、54kmの「ロングコース」、そして24kmの「ショートコース」の3種類のコースが用意されており、初心者から上級者まで楽しめる設計となっている。特にハードコースでは、途中でメイン会場を通過することで、リタイアも可能というユニークな仕組みが特徴である。
開催に至った経緯
本イベントを主催する株式会社テラインコグニタは、日本の隠れた魅力を再発見することを目的とした「CyclingFriends」事業を展開している。過去に開催された「裏富士の紅葉ライド」は参加者から高評価を得ており、今回のイベント化へとつながった。このイベントは、山梨県の「やまなしスポーツエンジン」からの支援を受け、地域の活性化を目指す一環として企画されたものである。
主催者のトム・ボシス氏のコメント
「奥富士ロングライド」の主催者であるトム・ボシス氏は、ヨーロッパで自転車ロードレース選手として活躍していた経歴を持ち、2015年に来日後、山梨県で東京オリンピックのレガシー創生事業にも携わった。今回のイベントについて、ボシス氏は「自転車が持つ可能性を活かし、地方の課題解決と新たな観光資源の創出を目指したい」と語る。また、第1回を成功させ、将来的に定期的なイベントとして地域に根付かせたいと考えている。 <イベント概要> 開催日時: 10月27日(日) 主催: 株式会社テラインコグニタ 後援: やまなしスポーツエンジン、山梨県(予定)、鳴沢村(予定) 協力: 調整中 定員: 150名 エントリー期間: 9月上旬~10月上旬(予定) コース: ショートコース(約24km)、ロングコース(約54km)、ハードコース(約60km) エイド: 3か所 ※林道に該当する部分は交通規制が行われる予定である。 ※予定規制区間:林道富士線、林道軽水線、林道鳴沢線、林道大和田線、林道船津線(コースの7割以上) ※タイム計測はなし。 詳細は公式ホームページにて近日中に公開される予定である。 公式ホームページ fuji-longride。com。
Bicycle Club編集部