昭和のノーヘル無法時代とオモシロヘルメット列伝【昭和エモ伝Vol.2】
──世界初のフルフェイスは、ベルのスターというアメリカ製ヘルメット(写真)。当時は国産品の倍ぐらいする憧れの高級品だった。 ──写真は編集部がおバカ実験企画で再現した「ながらタバコヘル」。当然、シェル本体に穴を空ければ様々な耐久性能が落ちるので、決して真似してはいけません。 ──厳格な安全基準が確立されていない時代だからこそ、こんな折り畳み式ヘルメットまであった。素材はFRPではなくジュラルミン。’75年代のヤングマシン広告より。 ──写真右ブロックのヘルメットは後頭部側へガバッと開く前後開閉式フルフェイス。左上はスクリーンが電動で開閉するイタリアのハイテクモデルだ。面白いね。’84年10月号のヘルメット特集より。 ──ヘルメットの快適性に革命を起こしたのがエアダクト付き。バイクブームや灼熱の鈴鹿8耐が、こういった技術革新を生んだと言ってもいいだろう。’83年代のヤングマシン広告より。 ──店頭のPCでデザインやカラーオーダーができたアライのPOMS。当時としては画期的なシステムだったが、少し時代が早かったかな。今ならスマホアプリでいけるかもね?! ’85年代のヤングマシン広告より。 【牧田哲朗】1957年生まれ。大学生時代の1977年からヤングマシンに携わっているこの道47年の超ベテランライター。メカニズムやメンテナンスの造詣に深く、本誌では「おまかせ牧田のバイクメンテナンス」を長期連載してお馴染みとなった。 ●文:ヤングマシン編集部(牧田哲朗) ●写真:牧田哲朗/YM Archives ※今回の原稿は、’21年10月号のヤングマシン本誌に掲載された「牧田哲朗の名車時効伝Vol.37/ノーヘルはつらいよ」に加筆修正を加えたものです。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。