新型アウディ e-tron GTシリーズにさらに高性能な3つのモデルを追加!925psはアウディ史上最高に!? 航続距離を伸ばし充電時間も短縮
進化したバーチャルコックピットとパノラミックルーフ
アウディの新しいデザインスタイルは、新デザインシートやデザインコンテンツにも反映されている。運転席のドアを開くと、赤い影がついた赤いダイヤモンドが地面に投影され、Sバージョンでは、赤い影がついた白いダイヤモンドが映し出される。GTシリーズでは、自然なアンスラサイトバーチ材を使用した新しい木製インレイが、GTパフォーマンスでは、マット仕上げのカーボンカモフラージュも利用可能だ。インテリアには、環境に優しいマイクロファイバー素材のDinamica(ダイナミカ)とファブリックのCascade(カスケード)が採用されている。スエードに似た見た目と手触りのダイナミカは、ほぼ半分がリサイクルされたポリエステルで構成されている。 新しいGTシリーズでは、ステアリングホイールの上下がフラット仕上げになっており、オプションで12時の位置にマーキングテープを付けることができる。シートもアップデートされ、ヘッドレスト下の開口部のデザインは、よりダイナミックになり、照明付きロゴを備えた一体型インレイが採用されている。S e-tron GTでは、14段階調整機能付きのスポーツシートプラスが標準装備されている。RSモデルの場合、オプションでマッサージ機能付きのシートを選択することができる。
パワフルさと効率性を大幅向上させた電動四輪駆動
新型アウディ S e-tron GTおよびRS e-tron GTのフロントアクスルには永久磁石同期モーター(PSM)が搭載されており、出力はどちらも239馬力を発揮。追加機能として、RS e-tron GTパフォーマンスでは、フロントアクスルのパワーエレクトロニクスが見直され、さらに高い放電電流を実現するために改良されたパルスインバーターが採用されている。 高電圧(HV)バッテリーの総容量は105kWhに増加されたにも関わらず、バッテリー重量は9kg減量されている(625kg)。これにより、セルのエネルギー密度も高まっており、回生ブレーキから得られるエネルギーも、従来の290kWから400kWに増加している。また、個々のセル内の電流フローを増加させることで、最大充電電流と放電電流を400Aまで増加。急速充電(HPC)ステーションを利用することで、わずか18分で10%から80%まで充電することができ、わずか10分間の充電で最大280km走行することが可能だ。 リヤアクスルに搭載されている永久磁石同期モーターは、最高564馬力を発揮し、このモーターには過酷な運転状況に対応できるパワーリザーブ機能が備えられている。新型S e-tron GTのシステム総合出力は679PS、RS e-tron GTは856PS、RS e-tron GT パフォーマンスは925PSにも達し、ブランド史上最もパワフルな市販モデルとなった。0-100km/h加速は各モデルそれぞれ 3.4秒、2.8秒、2.5秒と、いずれにしても驚異的だ。
MotorFan編集部