テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は韓国の戒厳令状況に対して「衝撃だ」というコメントをＸ（旧ツイッター）に投稿した。［Ｘ　キャプチャー］

米国ドナルド・トランプ第２期政府の政府効率化省（ＤＯＧＥ）の首長に内定したテスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）が韓国の非常戒厳関連の一報に接した後、「衝撃」という反応を示した。 マスク氏は４日、Ｘに韓国国会が在籍議員１９０人全会一致で「非常戒厳解除要求案」を通過させたという掲示文を共有し、コメントに「Ｗｏｗ（ワオ）」と書いた。続いて「韓国で今何が起きているのか」という別のユーザーのコメントには「Ｙｅａｈ，ｔｈｉｓ　ｉｓ　ｓｈｏｃｋｉｎｇ」（ああ、これは衝撃的だ）と答えた。 マスク氏のこのようなコメントは数百回リツイートされて話題を集めた。ただし、マスク氏は今回の事案に関連してそれ以外に具体的な意見を表明することはなかった。 これに先立ち尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は３日午後１０時２５分ごろ緊急記者会見を行って非常戒厳を宣言した。国会は１５０分後、在籍議員１９０人全会一致で戒厳解除要求案を通過させた。尹大統領は非常戒厳を宣言して約６時間後の４日午前４時２７分ごろ非常戒厳宣言を解除すると発表した。 米国政府当局者は韓国の状況を鋭意注視している。ホワイトハウス国家安全保障会議（ＮＳＣ）報道官は韓国の戒厳令解除に関連して「我々は懸念するべき戒厳令宣言に関して、尹大統領が方向転換して戒厳解除に対する韓国国会の表決を尊重したことに対して安心している」と述べた。 続いて「民主主義は韓米同盟の根幹」としながら「我々は引き続き状況に注目するだろう」とした。 トランプ次期大統領は特に反応を出さなかった。