バーの店主が厳選! おいしいジントニックが作れるジン
いよいよ本格的なジンブーム到来の予感!? 生産者のこだわりが詰まったクラフトアルコールがますます増えるなか、巷でクラフトジンの人気が急上昇中! そこで今回の「うち飲み向上委員会」では、東京・中目黒にあるジントニック専門店『Antonic(アントニック)』の店主がナビゲートするビギナーにおすすめのクラフトジンをご紹介。 【写真】プロが選んだ、おいしいジントニックが作れるジンBEST5を見る ライターYOKOMIZO(以下Z)敷居が高そうと思っていたクラフトジン。ちょっと話を聞いてみたら、実はハードリカーの中でも初めの一歩にぴったりなんだとか! ジントニック専門店『アントニック』の店主・武田さんにジンのアレコレを教えていただきます。 武田光太さん(以下T)洋酒メーカーに勤めるうちに、バーに行く人やカクテルを飲む人を増やしたいという思いが湧き、4年前にバーをオープンしました。その時にジンを選んだのは、ジンを楽しむのにお酒の知識はいらないから! すごく自由で気軽なお酒なんですよ。今回は世界で最もポピュラーなジンの飲み方である、ジントニックがおいしく作れるジンを紹介します。 エディターAKIYAMA(以下A)ビギナーにおすすめの銘柄はもちろん、相性のいい料理もご案内。めくるめくジンの世界の扉を開きましょう。
ジンの入門編におすすめ! ジャパニーズジン「桜尾」
T 桜尾は、広島の国産ジン。入門編のジンとしてイチオシです! グリーンレモン、ネーブルや夏みかん、柚子を使っているんですけど、かといって柑橘類の存在感が突出しているわけではなく、スタイリッシュな味わいに仕上げたバランスのいいジンになっています。 Z おいし~! 柑橘類特有のほろ苦さを余韻に感じます。ヒノキ、緑茶、赤紫蘇の和素材の香りが鼻に抜け、爽快かつ芳醇ですね。 T 今日のラインナップの中でも、最もニュートラルな味わいだと思います。 A 桜尾に合わせる料理は何がおすすめですか? T スーパーでも買える一番手に入りやすいジンなので、一緒にスナックを買って楽しんでいただけたら。カジュアルに飲むなら、まずはこれ! クラフトジンなのにとっても手に入れやすい価格帯なんです。 Z 確かに今回のラインナップの中では一番手頃なプライス! T 蒸留所の親会社はチューハイなどのベースになる甲類焼酎を造っています。先ほどジンの造り方を説明しましたが、ここは元々甲類焼酎を造っているので、ベースのスピリッツを自社で持っている。だからリーズナブルな価格が可能なんです! 高品質かつコストパフォーマンスが高い、素晴らしい国産ジンです。 A 条件が揃っていたわけですね。