激変相場の中でアップルは「成長神話」を守り切れるのか
インターネット時代にヒット作を次々に開発して成長してきたアップルだが、足元では中国事業の不透明感が影を落としている(写真:ブルームバーグ)
アメリカ市場に上場している注目銘柄を取り上げる連載企画「はじめての米国株」。今回は、世界の投資家の関心が高い アップル (ティッカー:AAPL)だ。 同社は、1976年創業のデジタル端末設計・販売会社。パソコンメーカーとして有名だったが、2000年代以降のインターネットの普及に合わせ、業容を変貌させた。2001年のiPod(音楽プレイヤー)、2007年のiPhone(スマートフォン)、2010年のiPad(タブレットパソコン)、2015年のApple Watch(スマートウォッチ)など、パソコン以外のデジタル端末市場に積極的に進出しており、現在「アップル」ブランドのハードウェアは世界で18億台が稼働中だ(2021年10~12月期時点)。 近年では、これらのデジタル端末利用者のニーズに合わせたアプリ(ソフトウェア)やストレージ(デジタルデータの保管庫)をネット経由で提供するサービス事業を強化。魅力的なハードウェア(機器端末)を生み出すことで獲得したユーザーに、ソフトウェアサービスを継続的に提供することで、収益を生み出し続ける事業基盤の強化を進めている。
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大和証券 米国株執筆班