エンゼルスが大物アロンソ獲り参戦も米メディア「1人、2人の補強で…」と冷ややか
球団ワーストの99敗を喫したエンゼルスがチーム再編に本腰を入れている。メッツからFAになったピート・アロンソ内野手(30)の争奪戦に加わっていたことが2日(日本時間3日)、明らかになった。ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者が米スポーツ専門サイト「ブリチャー・リポート」のライブ番組で「エンゼルスが検討している」と伝えた。 一塁手のアロンソは今季、打率2割4分、34本塁打、88打点をマークし、3年連続で4度目のオールスター戦にも出場したメッツの主軸。メジャーデビューした2019年にいきなり本塁打王となり新人王に輝き、22年には打点王も獲得しており、今オフのFA市場ではトップランクの右打者として注目を集めている。 「(オーナーの)アルテ・モレノはそこにもう一人の大打者を獲得したいと望んでいる」とも語るヘイマン氏はアロンソの補強に成功した場合、メジャー2年目の今季、13本塁打をマークした23年のドラフト1位、ノーラン・シャヌエル内野手(22)を一塁から左翼へコンバートする可能性が高いとした。 屈辱的なシーズンを送ったエンゼルスは今オフ、アストロズからFAになった菊池雄星投手(33)を3年総額6300万ドル(約98億円)で契約。19年の本塁打王、ホルヘ・ソレア外野手(32)もブレーブスからトレードで獲得するなど積極的な補強に乗り出している。 この報道を受けた「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「彼(アロンソ)は昨シーズン34本塁打を放っており、マイク・トラウトが健康を維持できれば、間違いなく強力な打線となる」とチーム再建の起爆剤になると予想。一方、「エンパイヤ・スポーツ」は「昨年、ア・リーグで最下位チームの一つだった彼らは1人、2人の補強で優勝を狙えるわけではない」とシビアな意見を述べた。
東スポWEB