「東京の人みたいに、楽な産後を過ごしたいだけ!」夢の「産後ケアサービス」に憧れる田舎の妊婦が、夫と義両親から受けた仕打ちとは
滝川クリステルさんや高橋真麻さんなど、多くの有名・芸能人が利用したことで関心が高まった「産後ケア」。産後女性の心身のケアや赤ちゃんのお世話など、トータルで出産後のサポートが受けられるサービスや施設は、一般にも浸透しつつある。 「このジジイが、未成年に見えるのか!」コンビニで年齢確認のお願いにすら激怒!老害が増え続ける日本でこれから起きること。 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、産後ケアを「非常に画期的な取り組み」と評価しながらも、その課題についてこう指摘する。 「産後、専用施設でゆったりすることで、肉体的・精神的に余裕ができる上、産後の女性を孤独にさせないようにできるなど、産後ケアは大変有意義なサービスです。が、施設の数や規模、補助金制度などは地域によってかなり格差があるのが現状です。 また、数に限りがあるサービスへの予約が殺到して争奪戦になったり、一方ではあからさまに富裕層をターゲットとした産後サービスがビジネスとして展開されつつあるなど、一般女性たちの真のニーズをまだまだ満たせていないという指摘もあります」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今回は「『産後ケア』をただの『贅沢』としか思っていない親や夫に腹が立っている」という、女性からお悩みを聞く機会を得た。 「いま第二子を妊娠中ですが、上の子の産後が大変でストレスがヤバかったので、今回はなんとか快適に過ごしたいと考えてます。でも家族は誰も私の気持ちをわかってくれなくて」 こう話すのは、人口40万ほどの地方で暮らす33歳の主婦・五十嵐希里子さん(仮名)。取材当時は安定期に入ったばかりの妊婦さんであった。義両親と夫と共に二世帯住宅にお住まいだという。 「上の子を産んだのは一昨年です。同居している姑は、はりきって食事とか赤ちゃんのお世話をやってくれましたが、私がクリニックで教わったことを聞いてくれず、自分勝手にやるのでめちゃ疲れました」 ことごとくとは例えば? 「母子とも寝られる時にぐっすり寝てね、と助産師さんに言われたのに、お義母さんは3時間おきに授乳しないと赤ちゃんがお腹を空かせるわよと言って起こしに来たりしました」 姑は希里子さんの食事も用意してくれたが……。 「おめでたいからと赤飯を大量に炊いてよく出してもらいましたが、産後教室でもち米は母乳が詰まるからたくさん食べないようにと言われたんです」 しかし、恐る恐るそのことを義母に話してみたところ、「何を言ってるのよ、もち米は一番体力がつくしおっぱいも出るのよ!」と聞く耳を持たなかったという。 「お義母さんの味付けが濃くて、塩分を多く摂りがちになることも心配でした。産後血圧が上がっていましたし、母乳にも影響がありそうで。でも、作ってもらってるのに申し訳なくて味付けのことまでは言えませんでした。 求めてるものと全然違うものを提供されてるのに『ありがたい』と思わなきゃいけないことがストレスでしたね」
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