車に轢かれた瀕死の子猫 亡き愛猫に似ていると聞き「うちに連れて帰って来て」 絶望の淵から家族の愛で奇跡的に復活
「本日、お昼過ぎに子猫を保護したと旦那から連絡が。とりあえず病院に連れて行ったが厳しいかもと。後はこの子の生命力にかけるしかない。頑張れ頑張れ」 【動画】奇跡的な復活をとげたうにちゃん ドリフトしながら走ってきます! 8月4日、X(旧Twitter)ユーザーのちぱこさん(@Airu14Uni05)は、この緊迫したコメントとともに、車に轢かれ横たわる子猫の写真を投稿しました。この投稿は瞬く間に1.3万人の心をつかみ、多くの人々が子猫にエールを送っています。 この日に出会った子猫「うにちゃん」は、その後どうなったのでしょうか? 飼い主さんにその後の経緯を詳しく伺いました。
瀕死の子猫との出会い
うにちゃんは、女の子。飼い主さんが保護したときは、生後推定45日くらいでした。 「現在は、生後推定3カ月くらいになると思います」と、飼い主さんは語ります。うにちゃんが保護された時点で、非常に幼い命だったことがわかりますが、どのように命を繋ぎ止めることができたのでしょうか? うにちゃんが飼い主さん家族の一員となったのは、投稿日当日のこと。その日の正午頃、飼い主さんの夫が交通量の多い交差点で道端に倒れている子猫を発見しました。 「急いで用事を済ませて再び、子猫のもとへ戻ると、男性がうにを助けようとしていたそうです。声をかけたところ、その男性は仕事柄、猫を飼うことができないことがわかりました。そこで、夫が保護することを決めたのです」 夫から連絡を受けた飼い主さんは、その子猫が5月9日に14歳で虹の橋を渡った愛猫「アイル」くんによく似ていると聞きました。「思わず『うちに連れて帰って来て』と夫に伝えました」と語ります。 当時、うにちゃんは呼吸が荒く、目を閉じたままで命の危機に直面していました。あいにくその日は、日曜日。市内の動物病院はすべて休みだったため、隣県の動物病院まで急いで連れて行きました。「『厳しいかもしれない』と言われた時は、本当に心配でした」と飼い主さんは振り返ります。 それでも、うにちゃんは奇跡的な回復を見せました。