栗山英樹流~ビジネスに生きる世界一の組織活性術
「大谷翔平のように育てるコツ?」~街行く人の相談に栗山がズバリ
「栗山英樹に相談してみたい」ことを街で聞き、それについてスタジオで栗山が答えた。 まずは20代のビジネスマンから、「尊敬されるような上に立つ人になるにはどうしたらいいか」という質問が。 「これは僕の持論なのですが、例えば仮に監督を選ぶ立場になった時にどんな監督を選ぶのかというと、僕は『担がれる人』とよく言います。要するに、能力よりも『この人のためにやりたい』とか『この人のためだったら手伝ってあげたい』という魅力がある人でないと、今は昔みたいに、絶対的オーラがある人に全員が「はい!」と言う時代ではないと思うんです。だから担がれる人柄、生き様を持っている人になればいい。その人が一生懸命やると、周りは理解できるので、そういう生活を送ってください」 続いて20代の女性からの「2月に子どもが生まれるのですが、大谷選手のように育てるコツがあれば……」という質問にはこう答えた。 「これは僕の感覚ですが、翔平を見ていると、ご両親がすばらしいんです。もちろん教育もあるかもしれないですが、お父さん、お母さんの姿をそのまま自分の心の中に入れている感じがします。両親がやっているそのままが人格に直結していく可能性があるのかなと思います」 ~村上龍の編集後記~ 1984年テストを受けヤクルト入団。86年、規定打席には足りなかったが打率・301。このころの必需品はワープロ。まだPCが普及していないころ、コーチからのアドバイスなどを記録していた。89年ゴールデングラブ賞を受賞。広い守備範囲、ダイビングキャッチでの球際の強さは見せ場を作った。「ホームランを打つと視線が全部集まる、グラウンドを支配できる。それと同じ気分でした」栗山さんが自分のことを話すことは極めて少ない。でも、ダイビングキャッチのことを話すときは、とても、うれしそうだった。 <出演者略歴> 栗山英樹(くりやま・ひでき)1961年、東京生まれ。1984年、東京学芸大学卒業後、ドラフト外でヤクルトスワローズ入団。1990年、現役引退後、解説者、スポーツジャーナリストとして活動。2012~21年、北海道日本ハムファイターズ監督。2021年、第5回WBC日本代表監督就任。 ※「カンブリア宮殿」より
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