中国、ローンプライムレート据え置き-人民銀の金利維持に続く
(ブルームバーグ): 中国は20日、貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)を据え置いた。中国人民銀行(中央銀行)は先週、中期貸出制度(MLF)の1年物金利を維持していた。
1年物LPRは3.45%に据え置かれた。ブルームバーグが調査したエコノミスト予想と一致した。人民銀のデータによると、住宅ローン金利の目安となる5年物LPRも予想通り3.95%に維持された。
中国の景気回復は工業部門の力強さによってけん引されてきたが、不動産不況が続く中で内需の低迷が続いている。中国の与信は4月に初の縮小を記録。企業や家計のセンチメント悪化を示唆しており、警戒感が高まっている。
人民銀が今後数カ月以内に政策金利もしくは市中銀行の預金準備率を引き下げ、金融システムへの資金供給を増やすと一部のエコノミストらは予想している。
関連記事:
原題:Chinese Banks Keep Lending Rate Unchanged After PBOC Hold (1) (抜粋)
--取材協力:Yujing Liu.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Bloomberg News