台湾の剛腕に日本ハムが入札、12日にも落札球団発表と現地報道
日本ハムが台湾・統一のエース右腕で海外移籍制度(ポスティングシステム)を申請した古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24)の獲得へ動いたことが11日、分かった。最速157キロ右腕が1日に所属球団の承認を得て同制度を申請。それを受けて獲得調査を続けてきた日本ハムは、入札締め切り日の9日までに入札を完了した。 複数の台湾メディアはこの日、統一が12日に優先交渉権を落札した球団を発表すると報道。さらに入札したのはNPB3球団で、落札球団の筆頭候補が日本ハムだと報じた。 今季10勝2敗、防御率1・66で最優秀防御率を獲得した古林は、シーズン終了後にMVPも受賞した伸び盛りの先発投手だ。コンディション不良でプレミア12の台湾代表は辞退したが、昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップでは侍ジャパン相手に6回1死まで完全投球。実力は確かだ。日本ハムは早い段階から現地で視察を重ね、満を持して獲得レースに参戦した。優先交渉権を得て契約合意に達すれば、勝負の4年目を迎える新庄監督にとって、覇権奪回へ向けた目玉補強となる可能性がある。