東芝2015年第3四半期連結決算発表(全文2・質疑応答)損益最大、危険水域?
NAND、電力・社会について
司会:よろしいですか。ほかはございますか。じゃあ少し投資家になりますんで、ブルーのシャツのそちらの方。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券:どうもありがとうございます。三菱UFJモルガン・スタンレー証券、宮本でございます。NANDで2点、あと電力・社会で1点お願いします。NAND1点目は、第4四半期、1-3月のROSのイメージについてもしコメントいただければというのが1点目になります。 平田:NANDのROSのイメージでございますが、お待ちください、先ほど第3クオーター、ROS、13%程度と申し上げましたけれども、そこからイメージとおっしゃいますとあれなんですけれども、われわれの見通しは若干10%を切っていくだろうというふうなイメージで思ってます。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券:ありがとうございます。2点目もNANDなんですが、サンディスクが決算のリリースの中で、15ナノメートルと2016年の3D NANDのビットコストはあまり変わらないということを言っておりまして、その辺りについて御社の考え方はどのような見方をしているか。併せて、2016年は価格が下落すると思うんですけれども、通期でNANDの業績が赤字になるようなリスクはないのか。その点についても今の確信度を含めてコメントいただければと思います。 室町:もともと事業計画上は15ナノのNANDと、それから48層の3D、これについてはBiCSでございますけども、これについてはほぼビットクロスするということを考えてございまして、サンディスクのコメントはその線上に沿った話だろうと思ってます。私どもとしては、次の世代として64層の開発をすでにかなりのところ進んでおりまして、これに一刻も早く切り替えていって、15ナノのNANDを大幅に下回るコストでご提供できるようにしたいというふうに考えてございます。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券:分かりました、ありがとうございます。あと3点目は受注残のところ、電力・社会の受注残なんですが今回、送・配電のところで採算性が悪化っていうことで、引き当てを取ってらっしゃいますけど、この受注残の中にそういった、今後発生する損失が含まれてる可能性はないのかといったところについて、コメントをいただければと思います。 平田:今受注した案件、特に今回いろいろ引き当てを取らせていただいてるのは、進行基準の案件でございまして、この受注残の中にはそういったものも含まれてございます。ただ今回、このサードクオーターで相当、財務部門、それからプロジェクト審査部門、あるいはもちろん事業をやっているカンパニー部門がフォーカスすべきジョブについては、徹底的にコストの妥当性を洗いましたので、そういう意味ではこの受注残の中に今後、これ以降損失を生むようなものはないというふうに思ってございます。 司会:よろしゅうございますか。ほかはございますか。じゃあ前の男性の、そちらの方。