十両の北の若、逝去した恩人北の富士さんに感謝「メッセージくれたかな」 最後まで縁深く
<大相撲九州場所>◇12日目◇21日◇福岡国際センター 東十両筆頭の北の若(24=八角)が、逝去した北の富士勝昭さんにささげる白星を挙げた。紫雷を押し倒しで退け7勝目とした。 北の若にとって北の富士さんは、角界へと導いてくれた恩人。「(出身地)山形まで足を運んでもらい、声をかけていただいた。孫のようにかわいがってもらった」と感謝する。 北の富士さんが亡くなった12日は、北の若の誕生日と一致する。「それも何かの縁。最後のメッセージをくれたんじゃないかな」と思いを込めた。 もう一番勝って勝ち越しを決めれば、幕内復帰が確実となる。北の富士さんに良い報告をするためにも、「恥ずかしくない相撲を取らないと見せる顔がない」と決意を込めた。