“お買い得”日本企業 円安以外の理由も…人材や技術を評価し再成長へ 果たして買収は悪なのか!?【news23】
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最近、街でよく見かけるコインランドリー。日本の技術が詰まった洗濯機ですが、開発した老舗メーカーが今年、スウェーデンの会社に買収されました。いま、海外から見ると日本の企業は“お買い得”なんだそうです。そこには円安だけではない理由も。 【写真を見る】“お買い得”日本企業 円安以外の理由も…人材や技術を評価し再成長へ 果たして買収は悪なのか!?【news23】 ■なぜ買収?ハワイアンズ取得のファンドを初取材 まるでハワイのような、福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」。軽快なリズムに、弾ける笑顔で魅了するフラダンスが目玉です。 2024年、突然買収が発表されました。仕掛けたのは、アメリカの巨大投資ファンドです。百貨店の「そごう・西武」や「アコーディア・ゴルフ」などを続々と買収していて、抱える顧客は1100万人規模。一体、なぜ買ったのか? 16日、買収成立後ファンドの代表が初めてテレビの取材に応じました。 フォートレス・インベストメント・グループ 山下明男 日本代表 「60年の施設の歴史がある。こんなの今から作れないですよ。皆さん、生活感覚も変わってきて、海外行くよりも国内でゆっくり過ごそうと。磨けば光ります、まだまだ光ります」 ハワイアンズは、高度経済成長期に日本初のテーマパークとして開業。オープンから5年後、1970年には年間来場者数155万人を記録。2025年に60周年を迎える今も、毎年100万人が来場しています。しかし、課題も抱えていました。 常磐興産 営業企画グループリーダー 國井秀文さん 「(屋根は)創業当時から骨格が変わっていない。温泉のメンテナンスや館内の設備の維持、快適な空間の維持は難しい」 東日本大震災やコロナ禍で借り入れは膨らみ、老朽化した施設を修繕する資金はなく、財務の改善が必要でした。 買収額は140億円。海外から見れば、これはお買い得なのだそうです。 フォートレス・インベストメント・グループ 山下明男 日本代表 「フラガール、ダンサーの方々というのは本当にリソース。いないと会社が成り立たない。企業やホテル投資、施設かもわかりませんが、まだまだ興味あります」