2024年11月、銀行「預金金利」は何%になった? 日米の政情不安で"足踏み"状態に
金利の行く末は、日米の政治・経済状況次第か
今回の日銀金融政策決定会合では政策金利が据え置きとなったが、今後の日米の政局や経済状況次第では、金利がふたたび上昇局面を迎えることになるだろう。 それを裏付けるかのように、10月の金融政策会合と同時に日銀が発表した「展望レポート」(経済・物価情勢の展望)にも、今回は政策金利を据え置いたものの、日銀の見通しどおりの経済・物価が実現していくなら、それに応じて政策金利を引き上げていく姿勢は変わらない、という趣旨の文言があった。つまり、政策金利引き上げ路線そのものは、なんら変わっていないのだ。 日銀が次回の金融政策決定会合を行なうのは12月18日と19日。早ければ、ここでまた金利水準が動き出すような発表がなされることになるかもしれない。 今後も引き続き銀行預金金利についての定点観測を続けていく。
ワタナベダイスケ