2024年11月、銀行「預金金利」は何%になった? 日米の政情不安で"足踏み"状態に
大手地銀はメガバンクへの追随が完了したか
大手地方銀行 普通預金金利 定期預金金利 5年定期 10年定期 横浜銀行 0.100% 0.125%~0.400% 0.250% 0.400% 千葉銀行 0.100% 0.125%~0.400% 0.250% 0.400% 静岡銀行 0.100% 0.125%~0.300% 0.200% 0.300% 常陽銀行 0.100% 0.125%~0.400% 0.250% 0.400% 京都銀行 0.100% 0.125%~0.200% 0.200% - 福岡銀行 0.100% 0.125%~0.350% 0.200% 0.350% ※2024年11月1日現在。太字が前回調査(9月24日)時点で発表されていた金利よりさらに上昇した箇所。 完全に無風状態となったメガバンクに対し、最近の大手地銀では定期預金金利で多少の金利上昇が見られる。 しかし、この動きも一旦は収束するだろう。ここにきてようやく、メガバンクの金利水準に追いついたといえるからだ。 実際、今回調査で金利に変動があった千葉銀行と常陽銀行は、ようやく定期預金金利が三菱UFJと同じになった格好だ。
ネットバンクはさらに競争力のある数字を模索
インターネット専業銀行 普通預金金利 定期預金金利 5年定期 10年定期 PayPay銀行 0.100% 0.125%~0.350% 0.200% 0.350% ソニー銀行 0.150% 0.150%~0.350% 0.300% 0.350% 楽天銀行 0.100% 0.105%~0.250% 0.200% 0.250% 住信SBIネット銀行 0.100% 0.125%~0.400% 0.400% - auじぶん銀行 0.110% 0.150%~0.500% 0.500% - 大和ネクスト銀行 0.100% 0.150%~0.500% 0.500% - みんなの銀行 0.100% 0.200% (貯蓄預金) ‐ (満期設定なし) UI銀行 0.200% 0.220%~0.400% 0.400% ‐ GMOあおぞらネット銀行 0.100% 0.100%~0.120% 0.120% 0.120% ※2024年11月1日現在。太字が前回調査(9月24日)時点で発表されていた金利よりさらに上昇した箇所。 普通預金金利の基準は0.100%時代に突入したが、それぞれ独自路線を歩むネットバンク各行では、さらに試行錯誤の様子が見てとれる。 いち早く普通預金金利を0.150%にしたソニー銀行に追いつけ追い越せとばかりに、出遅れ気味だったPayPay銀行、auじぶん銀行も0.100%の天井を破る水準へジャンプアップしてきた。 定期預金金利もメガバンクや地銀と比較して、競争力のある金利が散見されるようになった。現在のネットバンク金利は、比較しがいのある並びになっている。