ラグビー日本代表、大学2年生の矢崎由高が先発。『超速ラグビー』でアップセットを狙うイングランド代表戦
「そして、リーチは過去の日本代表を見ても傑出した主将として際立っている。彼はとても調子がいいし、優勝した東芝ブレイブルーパス東京でもプレーしていたので、マイケルをキャプテンに選んだのは自然なことだった」と説明した。
3年ぶりに日本代表のキャプテンに就いたリーチ主将は「先週の頭くらいに言われた。新しい超速ラグビーと、ラグビーの革命を起こそうとしているエディーさんとやりたいと思った。もちろん、責任を感じているし、光栄に思うし、このチームで勝ちたい意欲が一番強い。勝つ準備もしてきているし、勝つ自信がある」と語気を強めた。
一番、驚きの選手となったのは、トレーニングスコッドから抜擢された早稲田大学2年生のFB矢崎だろう。指揮官は矢崎を起用した理由を聞かれて、「(4月の)パシフィック・チャレンジの2試合で良いプレーをした。彼は断トツのベストプレーヤーだった」。
「それから日本代表の合宿に彼を連れてきたが、練習するたびにどんどん良くなっている。勉強を学ぶ点では、あまりいい学生ではないかもしれないが、ラグビーを学んでいることに関しては素晴らしい学生」。
「彼は日本にとって素晴らしい未来。だからとても簡単な決断だった。もちろん、若い選手を選ぶときは、その選手が精神的に十分成熟しているかどうかを常に意識している。しかし、私たちが見た限りでは、彼がこの状況に対応できるのは明らか」と話した。
また、10番はSO(スタンドオフ)松田力也(元埼玉パナソニックワイルドナイツ)ではなく、今季は所属のコベルコ神戸スティーラーズで13番として起用されていたSO李承信を選んだ。
「クラブで13番を任されるようになり、彼にとっては難しいことだっただろう。でも、私たちはいつも彼なら、何か少し違ったものを与えてくれると感じていた。松田は経験豊富で、とても堅実でいいプレーをする選手なので、我々にとって重要な選手になる」。
「ただ、私たちは攻撃に使える、他の資質を持った選手を探しているだけ。李にはそれがあると感じているし、菅平で10日間、宮崎で10日間、よく練習したし、その間に非常に成長した。だから、彼がステップアップする絶好のチャンス」と期待を寄せた。