正直やりづらい…。「年上」&「異性」の部下、どう接したらいい?【ワーママ歴31年/60代現役女性管理職が回答】
【悩み(2)】女性同士の人間関係
一方、女性同士の人間関係だからこそ、かえって気を使う場面もあります。 同じような経験や実績がある者同士だと、なかなか相手を認めようとするのが難しかったりするもの(これは何も女性同士に限ったことではないかもしれませんが)。 「いくみさんが管理職だってさー。へぇ~」 「いくみさんは、こんな点がイケてないのに、なんで管理職やってるの? 私のほうがよっぽど秀でているはず」 そんなふうに思われているであろうこと、しょっちゅうです。 ■向き合い方:ポンコツ上司でもいいから、部下より率先して取り組んでいく 誰もが完璧に認める管理職なぞ、存在しないといっても過言ではありません。女性はやや完璧思考が強いように私自身にも自覚があるので、つい、上司に対しても完璧であってほしいと願ってしまいがちです。それゆえ、部下さんにとっては多かれ少なかれ上司のポンコツ度合いがつい気になったりしますから、それはそれでよし。気にしないことです。 -------------------------------------------------- <ワンポイント> 上から目線で構えるのではなく、とくに難事が訪れた時は、とにかく部下さんより率先して取り組んで必死に対応する。そんな姿、女性同士だとなおさら意気に感じてもらえて、ポンコツ上司→いい上司へと評価を変えてくれたりします。 -------------------------------------------------- いくみ@女性管理職&ブロガー 女性管理職専門家・ビジネス書著者 1962年神奈川県生まれ。会社員歴39年、ワーキングマザー歴31年(2024年6月時点)。中小企業の事務員から始まり、女性管理職に憧れるも結婚を機に退職。出産、子育て、夫の転勤などによって非正規雇用の期間を経て40歳で正社員復帰。現在は上場企業で管理職歴19年。定年再雇用後も管理職を継続しており、部下の延べ人数は200名以上。 これまでの経験を背中にいる人たちに伝えたいと一念発起し、2017年からブログ「ねーさんらいふ」を運営。女性管理職の日常をメインに発信し、2024年6月時点で2,200記事を突破。公式X(旧Twitter)では、読者が元気になる朝ツイートを毎朝投稿、約1.6万フォロワー。