2024年版 世界最速のクルマ 15選 恐るべき性能を持つ「市販車」たち
7. ブガッティ・ヴェイロン・スーパースポーツ - 431km/h
ブガッティは、米国の新興企業SSCに奪われた王座を取り返すべく、ヴェイロンを大幅に改良したヴェイロン・スーパースポーツを投入する。 30台のみの限定生産車で、最高出力1200psにパワーアップされ、400km/h以上の速度に対応するためにエアロダイナミクスが刷新された。 2010年7月、ブガッティのテストドライバーであるピエール=アンリ・ラファネル氏の手により、エーラ・レッシェンのオーバルコースで最高速度431.072km/hを記録した。
=9. アスパーク・アウル - 415km/h
毎週のように新しいハイパーカーが発表されているように思えるが、日本のアスパーク・アウルのように胸を張れるものはほとんどない。 リマック・ネヴェーラと同様、アウルも数々の記録を打ち立てている。最高速度415km/hは市販EVで最速、1/8マイル(201m)の平均速度は309km/h、1/4マイル(402m)では318.8km/hを記録した。 アスパークによると、アウルは「ユニーク」なバッテリーを搭載しており、航続距離450kmを謳う。バッテリー容量は64kWhと、リマックやロータスよりも小さい。
=9. リマック・ネヴェーラ - 415km/h
「EVは遅い」という神話を覆したクルマがあるとすれば、それはリマック・ネヴェーラだ。 クロアチアのリマックが開発したネヴェーラは最高速度415km/hで、アスパーク・アウルと並んで世界最速の市販EVとなった。また、1/4マイル(8.582秒)、0-100km/h加速(1.95秒)、0-160km/h加速(4.3秒)も世界最速だ。 なお、顧客に納車されるネヴェーラの最高速度は350km/hに制限されているが、リマックの公式イベントではこれを解除してマックスパワーを発揮できる。
10. SSCアルティメット・エアロTT - 412km/h
2004年、シェルビー・スーパーカーズ(現SSC)は新型ハイパーカーのエアロを発表した。生産期間はそれほど長くなかったが、最高速度で当時のブガッティを追い抜くには十分だった。 高性能モデルのアルティメット・エアロは最高出力1200ps超のV8ツインターボを搭載し、2007年9月に米ワシントン本社近くの2車線の公道(閉鎖区間)を使った挑戦走行で、412km/h強の平均最高速度を記録した。