2024年版 世界最速のクルマ 15選 恐るべき性能を持つ「市販車」たち
11. ブガッティ・ヴェイロン16.4 - 408km/h
当時、ブガッティ・ヴェイロンは史上最も高価で最もパワフルなロードカーだったが、フォルクスワーゲン・グループは公式に世界最速のクルマにしたいと考えていた。 8.0L W16クワッドターボエンジンは最高出力1000psを発生し、7速ATを介して四輪を駆動する。 特別なキーで「トップ・スピード・モード」を起動すると、リアスポイラーが格納され、フロント・エアディフューザーは閉じ、地上高もわずか6.5cmまで下げられる。その結果、最高速度408km/hを記録した。
12. マクラーレン・スピードテール - 403km/h
ゴードン・マレーが設計したマクラーレンF1の最高速度386km/hという世界記録は、その後18年間にわたって保持された。しかし、マクラーレン自身がこの記録を上回るまでには22年を要した。 スピードテールはF1同様、中央にドライビングポジションを持つ斬新な3シーターレイアウトが特徴だ。最高出力757psの4.0L V8ツインターボと最高出力313psの電気モーターの組み合わせにより、合計出力1070psを発生。最高速度は403km/hに達する。
13. Wモーターズ・フェニア・スーパースポーツ - 400km/h
Wモーターズといえばライカンの方が有名かもしれないが、ここで取り上げるのはフェニアだ。ポルシェのチューナーとして知られるルフ(RUF)が開発した最高出力900ps、最大トルク122kg-mの4.0Lツインターボ水平対向6気筒エンジンを搭載している。 フェニア・スーパースポーツは、カーボンファイバー製ボディとチューブ式アルミニウム製シャシーをベースにしている。パワーウェイトレシオはおそらく驚異的なものだろう。 最高速度は400km/h、0-100km/h加速は2.7秒以下であるとWモーターズは主張している。
14. ケーニグセグCCR - 388km/h
こちらは2005年2月、イタリアのナルド・リンクでマクラーレンF1を最高速度の王座から引きずりおろしたマシンである。 CCRはケーニグセグ史上2台目となる市販モデルで、4.7L V8ツインスーパーチャージャーを搭載し、最高出力806psを発生する。最高速度388km/hに達し、マクラーレンとの差はわずか2km/hであった。 しかし、この記録は長くは続かなかった。わずか2か月後、ブガッティが華々しくその栄冠を手にしたのである。