2024年版 世界最速のクルマ 15選 恐るべき性能を持つ「市販車」たち
将来の世界最速車? ケーニグセグ・ジェスコ・アブソリュート - 530km/h以上(公称値)
ブガッティから最速記録を奪取する可能性が高いのはケーニグセグだ。 ジェスコ・アブソリュートはツインターボ化された5.0L V8エンジンにより最高出力1600psを超えるが、今のところ最高速度の公式記録は確認されていない。 シミュレーションによると、Cd値0.278という低い空気抵抗と独自のマルチクラッチ式9速トランスミッションの効果もあって、最高速度は531km/hに達すると言われる。 これが事実であれば王座は間違いないだろうが、あくまでメーカー公称値であり、またかなり突飛な数字なので(SSCトゥアタラの例に見られるように)、今回「第1位」として紹介するにはやはり公式記録を持つブガッティがふさわしいと判断した。 欧米メディアの報道では、ケーニグセグは2024年内にもジェスコ・アブソリュートの記録挑戦走行を実施するという話も出ている。コースの制約もあるため簡単な話ではないが、首を長くして待ちたい。
ジャック・ウォリック(執筆) 林汰久也(翻訳)