2024年版 世界最速のクルマ 15選 恐るべき性能を持つ「市販車」たち
3. ゼンヴォ・オーロラ・トゥール - 450km/h(公称値)
デンマークのゼンヴォが生み出したオーロラはV12クワッドターボチャーと3基の電気モーターを搭載しており、その合計出力は1850psに達する。 「トゥール(Tur)」モデルの0-100km/h加速はブガッティ・シロン・スーパースポーツより0.1秒速い2.3秒で、ゼンヴォの発表によれば最高速度は450km/hに達するという。 ショートギアの「アジル(Agil)」モデルの加速力も凄まじく、0-300km/h加速を約10秒で駆け抜ける。
4. ケーニグセグ・アゲーラRS - 447km/h
ケーニグセグは2017年、顧客所有のアゲーラRSを使用して当時の最高速度の世界記録を樹立した際、同時に公道における速度記録も獲得した。 それまで「公道最速」の王座を守ってきたのはメルセデス・ベンツで、1938年に高度に改造されたグランプリカーのW125がアウトバーンの閉鎖区間で431km/hを記録している。約80年越しの記録更新というわけだ。 記録走行に挑戦したアゲーラRSは無改造の市販仕様で、最高出力1360ps(1メガワット)という途方もないパワーを発生する。
5. ヘネシー・ヴェノムF5 - 437km/h
ロータス・エキシージをベースとした先代モデルとは異なり、ヴェノムF5はヘネシーが一から設計した同社独自のハイパーカーである。 カーボンファイバー製シャシーと6.6L V8ツインターボを搭載し、最高出力1817ps、最大トルク165kg-mを発生。0-402km/h加速わずか15.5秒と、ブガッティ・シロンの半分のタイムを誇る。 ヘネシーは最高速度550km/hを謳っているが、437km/hがこれまでの最高記録である。
6. ヘネシー・ヴェノムGT - 435km/h
ヴェノムGT(ロータス・エキシージをベースとしている)は、ブガッティから当時の最高速度記録を奪うことになった。ただ、ここで一波乱起きている。 2014年2月、ヴェノムGTは米フロリダ州ケネディ宇宙センターにある全長約5.2kmのスペースシャトル着陸用滑走路で、往路で435.3km/hを記録した。 しかし、NASAは復路(逆方向)の走行を許可せず、片方向のみの走行であったこともあり、公式なギネス世界記録には認定されなかった。