日本S制した日ハム・栗山監督が会見(全文1)日本一になるまで驚きの連続
北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が15日午後1時より、外国特派員協会でシーズンを振り返って会見する。 【中継録画】日本Sを制した日ハム・栗山監督がシーズンを振り返り会見 日ハムは今シーズン、パ・リーグの首位を独走していたソフトバンクホークスに最大11.5ゲーム差から大逆転してリーグ優勝を果たした。そして、日本シリーズでは広島東洋カープを4勝2敗で破り10年ぶりの3度目の日本一に輝いた。 栗山監督は、東京学芸大を卒業しヤクルトへドラフト外で入団。7年間現役で活躍し、持病や故障などが原因で現役を引退。引退後はテレビ朝日やTBSでスポーツキャスターとして活躍し、2012年に日ハムの監督に就任。国立大卒業・大学教授出身の経歴として史上初の監督である。
今年は日本一になるまで驚きの連続だった
栗山:Ladies and gentlemen、いえ、って言おうと思ったのですが、日本の記者が多いので日本語であいさつさせていただきます。今回は外国の皆さん含めてファイターズ、日本シリーズ、日本のプロ野球に興味を持っていただいて本当に感謝しております。 今年は日本一になるまで驚きの連続だったんですけど。驚きの連続だったんですけど、ここに来て野球よりもアメリカ大統領選挙の、僕らも専門ではないですけど、いろんな驚きを感じながら、やっぱり想定内とか想定外とかってよく話があるんですが、そういったものを超えていかないとみんなにいろんなことを考えてもらえないという、そんなことを実感した1年でもありました。 そういう状況の中で野球の話ですけど、今年はちょうど日本シリーズ、僕らが先に走り出したあとにワールドシリーズでカブスの話題っていうのが、日本では明治時代に優勝して以来という、逆にそういう話を聞くたびにその歴史というか、その重さというのを野球に対して感じてたんですけれども。正直、短期決戦、プレーオフの戦い方というのはアメリカに学ぶべきだっていうのは自分の中ですごくあって、自分の中ではこうじゃないのかなって思うことを、今年の場合は特にワールドシリーズで両監督が見せてくれた部分っていうのも大きかったんで、そういう意味では自分が戦って日本一になることはできましたけれども、全ての面で勉強になる、学べる1年だったので、なんとか皆さんに、もし喜んでいただけたらすごくいいシーズンだったし、来年になんとかこれをつなげていきたいというふうに思います。 短い時間ですけれども、いろいろな国の皆さんが日本の野球の、興味を持っていただけるのはうれしいことですし、なかなかこういう機会がないので、あんまり本音をしゃべり過ぎるといろんな問題も起こりそうな気もしますけれど、できる限り自分が考えていること、感じていること、経験したことをお伝えできればというふうに思います、よろしくお願います。 司会:(英語)