韓国の戒厳令、日商会頭「非常に憂慮」「ビジネスに大きな影響は出ていない」
韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が戒厳令を宣布したことについて、日本商工会議所の小林健会頭は5日の記者会見で「非常に憂慮しているが、ビジネスに大きな影響は出ていない」と述べ、経済界への影響を注視する考えを示した。
11月下旬には、日商と大韓商工会議所による首脳会議も行われたが、小林氏は「予兆はまったく感じられなかった」とした。尹政権について「経済分野の日韓関係ではプラスに働いていた。反日の旗をある程度降ろし、心情的に韓国へ投資しやすい環境ができていた」と評価した。今後については、韓国と北朝鮮との対立関係を挙げて「南北関係の流動化を最も心配している」と述べた。