新世代レクサスのアイデンティティを表現「レクサスRX」【最新国産新型車 車種別解説 LEXUS RX】
インストルメントパネル
新型RXが日本きってのプレミアム・ブランドであるレクサスの作品であることを実感させるのが、クリーンでシンプルな造形ながら細部まで入念につくり込まれたインテリアの仕上がり。ドアオープン時のアンラッチ機構が一般的なメカ式から電気式へと置き換えられたことで、静かでスムーズなドアオープン動作が行なわれる点にも、日本の高級車ならではとい"おもてなし感覚〞が表現されている。
居住性
テストドライブを行なったグレードは、ターボ付き2.4lエンジンと6速ATを用いたハイブリッド・システムを採用し、後輪も"eアクスル〞によって駆動される4WDシャシーを備えるフラッグシップモデルの500h Fスポーツパフォーマンス。2.1tという重量級ではありながらも、その加速感はなるほど十分に納得のできる力強さが感じられた。21インチと見た目にも強い存在感を放つ大径のシューズはさすがに路面によってはやや重々しい印象を意識させられる場面もあるものの、基本的な乗り味は滑らかでフラット。フットワーク関係にさまざまな電子デバイスを備えることもあり、自在なハンドリング感覚を実現しながらも、その動作を意識させられることなくそれぞれが見事に"黒子〞に徹していた点も好印象だ。
うれしい装備
フルモデルチェンジ 22年11月18日 月間販売台数 1956台(23年6月~11月平均) WLTCモード燃費 20.2km/l※「RX350h“version L”」のFF車
ラゲッジルーム
シリーズ中でこのモデルのみリヤステアリングを採用することで最小回転半径が5.5mに留まるのも、大柄ボディだからこそうれしく思えたポイント。見ても乗っても「さすがはレクサス」と納得のできる1台である。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.156「2024最新国産新型車のすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/156/
MotorFan編集部