木村カエラ「私自身が常に楽しく、関わる人も楽しくしてあげたい」デビュー20周年インタビュー
最後に、20年後の理想の自分像について訊くと「ないですね」と、きっぱり。そして、何気なく発した志が格好いい。 「私は私らしくいられればいいのかなと思うんです。古着とかアニメのキャラクターものとか、昔から好きなものが変わらずにあるので、そういうものが何歳になっても似合う人になりたいです。 いつまでも好きなものに囲まれて、好きなお洒落ができるような、子供みたいな格好をしているような人でいたいです」。 インタビューを終え雑談をしていると、頬を両手で包み込みながら神妙な面持ちで「私の顔、むくんでいませんでした? 昨晩ご飯を食べすぎちゃって……」とたずねる。 そこには気付かなかった旨を伝えると「あー、ならよかった! たくさん食べても意外とバレないんだね!」と、途端にあの華やかな笑顔を振りまき、その場の空気に彩りが加わる。 木村カエラは、最後までチャーミングで、ちゃんと格好良かった。 木村カエラ●東京都出身。10代の頃よりモデルをしながら、並行してミュージシャンとしても活動。2004年1stシングル「Level42」で日本コロムビアからメジャーデビュー。先月25日に20周年を記念しEP「F(U)NTASY」をリリース。また10月26日(土)には東京・日本武道館にてワンマンライブ「KAELA presents GO! GO! KAELAND 2024 -20years anniversary-」を開催。 前田拓也(TRON)=写真 二宮ちえ=スタイリング フジワラミホコ=メイク オオサワ系=文
OCEANS編集部