対照的な2人の野球人生 慶大・清原と明大・宗山が大学最後に“交差”
◇東京六大学野球第9週第1日 慶大9―1早大(2024年11月9日 神宮) 【記者フリートーク】正反対の人生を歩んできた2人のレールが最後に交差する。楽天からドラフト1位指名を受けた明大・宗山塁内野手(4年)は小1から中学卒業まで自主練習を欠かさず、広陵(広島)、明大とエリートコースを歩んだ。一方、慶大・清原は中学はバレーボール部、慶応高ではアメリカンフットボール部に所属。慶大での野球再開には6年のブランクがあった。 【写真】慶応高ではアメリカンフットボール部に所属した清原(慶大野球部提供) ただ清原はハンデを埋めるどころかリーグを代表する打者に進化しようとしている。宗山は「どれだけの努力をしたんだろうなと…彼の一番凄いところは物おじせず自分の能力を出せること」と称賛。プロへ一直線に歩んだ宗山と、紆余(うよ)曲折を経て野球に戻った清原。清原が慶大を連勝に導けば、優勝のチャンスが宗山主将が率いる明大に渡る。(アマチュア野球担当キャップ・柳内 遼平)