ジョージアで新大統領就任 反欧米のカベラシビリ氏
【モスクワ共同】旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で29日、反欧米の立場で元プロサッカー選手のカベラシビリ新大統領の就任式が開かれた。親欧米のズラビシビリ前大統領は「非合法な新大統領」を認めないとして大統領宮殿を去らないと宣言していたが、29日に宮殿を出た。タス通信が報じた。 【写真】親欧米大統領「離職せず」と宣言 旧ソ連構成国ジョージア混乱続く
カベラシビリ氏は今月中旬、親ロシアの与党「ジョージアの夢」の議員ら選挙人の賛成多数で選出された。ズラビシビリ氏や親欧米の野党は、大統領選出に加わった国会議員が選ばれた10月の議会選は不正だったと主張。議会選のやり直しを求めてデモを続けてきた。