すすきのの老舗ジンギスカン店が東京初出店 優秀な外国人スタッフが店長
一度も冷凍していない、新鮮なジンギスカンを味わえる
メニューは至ってシンプルで、肉は「成吉思汗(ジンギスカン)」「上肉」「ヒレ肉」の3種類のみ。名物の「成吉思汗」(1290円)は、モモ・バラ・ウデ・肩ロース・ロースなど様々な部位を味わえる。一度も冷凍していない生のマトンは産地から直送されており、毎日、開店直前に職人が手切りして、肉のうまみを最大限に引き出している。 数量限定の「上肉」(1690円)は、穀物肥育で特別に飼育したマトンの脂身が多いロースと肩ロースを分厚くカットした羊肉ステーキで食べ応えあり。また同じく数量限定のヒレ肉(1690円)は、だるま自慢の高級ヒレ肉。羊一頭から数百グラムしか取れない特に柔らかい希少部位なので、心して味わうべし。 成吉思汗は七輪に炭火を入れ、スリットが入ったジンギスカン鍋の外側で玉ネギや長ネギなどの「野菜」(230円)を焼く(スタッフが野菜を置いてくれる)。鍋の中央に羊脂を置き、それが溶け出してきたら、マトンをどんどん焼いていく。 玉ネギや長ネギは、片面だけ焼き過ぎないように注意が必要だが、外側は鍋の中央ほど熱くないため、ある程度は放置しても問題ない。焼けた肉と野菜を、初代の女将から伝承されている秘伝のタレにたっぷりつけて食べる。さらに、タレに刻みニンニクや韓国トウガラシを加えると、さらにおいしさが増す。 だるまがすすきので人気を維持している理由は、肉の新鮮さと唯一無二のタレと調味料のうまさにほかならない。なお羊肉はほかの肉と比べてコレステロールの含有量が低く、コレステロール値を下げる働きをする不飽和脂肪酸も含まれているため、とてもヘルシーだ。 締めには、常連客に人気の裏メニューである「お茶漬け」を紹介しよう。「ライス(普通250円、小200円、大350円)」の上に残ったタレをかけ、余った肉や野菜があればそれものせ、スタッフに頼んで番茶をかけてもらい、お茶漬けとして楽しむ。ママの手作りキムチをのせるとさらにおいしい。なお、番茶は無料で提供される。 なぜだるまは東京に進出したのか。そのきっかけを、運営会社のだるま4・4(札幌市)でサブマネジャーを務める金 (きん)ちょねさんに話を聞いた。