気になる電池持ちはいかに!? 大画面モデルも加わった「Google Pixel Watch 3」を使ってみた!
■ランニング機能を強化。パーソナルプランの提案には有料プランが必要
Pixel Watch 3を使うには、スマホに「Google Pixel Watch」アプリと「Fitbit」アプリをインストールする必要があります(Pixelスマートフォンにはプリインストールされている)。「Google Pixel Watch」アプリでウォッチの基本設定を行い「Fitbit」アプリでヘルスケアとワークアウトのデータを管理する仕組みです。 大きく進化していたのは「Fitbit」の機能。特にランニングに関する機能が強化されていて、目的に合ったランのプランを設定して、ワークアウト中は音声ガイドなども利用でき、運動後に「フォーム分析」などを見て、振り返ることもできる趣向。 また、「Fitbit Premium」(月額640円または年額6400円/Google Pixel Watch購入者は6カ月間無料)に加入すると、過去のランの結果に基づいて、AIがユーザーに最適化した分析やガイダンスを提供する仕組み。筆者は、毎日継続する運動はしていませんが、ランの初心者向けでも取り組みやすいランを提案してくれました。すでに本気で走っている人だけでなく、これから本気を出すつもり、という人も試してみる価値がありそうです。 夜、装着したままで寝ると、睡眠がトラッキングされ、かなり細かい分析結果を見られます。また、ワークアウトに向けて身体がどの程度の準備ができているかを示す「今日のエナジー」も表示されます。前モデルから引き続き、ストレスマネジメントに役立つ「身体反応」もチェック可能。自分にどの程度の休息が必要かもわかる仕組みです。
■フル活用するならLTEモデルがおすすめ
従来モデルから引き続き、NFC(FeliCa)を搭載し「Googleウォレット」を使えます。Suicaやクレジットカードを登録して、スマホを取り出さずに改札を通ったり、コンビニで支払ったりすることが可能。また、LTEモデルを選ぶと、各社のモバイルサービスに加入すると、ペアリングしてスマホを持っていなくても、スマホの電話番号で発着信でき、データ通信も利用できます。 筆者はドコモの「ワンナンバーサービス」に加入して使ってみました。 以前、Pixel Watch 2に使っていたものをPixel Watch 3に切り替えたのですが、Pixel Watch 2での解除操作は不要で、あっという間に切り替えられました。なお、新規で申し込む場合も「Google Pixel Watch」アプリの「モバイルネットワーク」に進むと、画面に案内が表示されるので簡単です。 筆者はランニングやウォーキングの際に、スマホは家に置いて、手ぶらに出かけています。Pixel Watch 3とペアリングしたイヤホンから「YouTube Music」の音楽を聴きながら走り、途中でコンビニに寄ってミネラルウォーターを買うこともできます。ただし、SMSの送信に失敗したり、Gmailが届いても通知されず、手動でチェックしたりといった手間があったりもしました。筆者自身まだ十分に使いこなしているのは言えず、それらの原因は不明。筆者の設定に問題があるのかもしれませんし、そもそも使えるアプリや通信に制約があるのかもしれません。しかし、電話ができ、「マップ」も利用でき、決済サービスも使えるので、LTEモデルを選ぶ価値は十分にあると感じています。