ルヴァン杯、名古屋VS新潟で2日に決勝 新潟サポ向けに臨時新幹線も FW長倉幹樹「その気持ちに応えたい」
JリーグのYBCルヴァン杯は2日午後1時5分から東京・国立競技場で決勝が行われ、初タイトルを目指す新潟と3大会ぶり2度目の優勝を狙う名古屋が対戦する。決戦を控えた1日、両チームは試合会場で最終調整し、前日会見に臨んだ。 勝てばクラブ史上初のタイトル。苦しい時代を乗り越え、新潟がひのき舞台に立つ。ルヴァン杯で今季6得点のFW長倉幹樹が必勝を誓った。 「得点を取れば勝ちにつながる。『(得点者が)自分だったらラッキーだな』くらいの感覚。チームとして勝ちたい」 歴史的瞬間を見届けるため、2日は上越新幹線の新潟―東京間で臨時列車が出る。得点1位の25歳は「優勝を期待されている。その気持ちに応えたい」と気合十分だ。 順大卒業時にプロからオファーはなかった。関東リーグ1部東京ユナイテッドではスポーツジムでアルバイトをしながら夢を追った。ここで結果を残し、2022年8月にJ2群馬へ移籍。昨年から新潟に加入した。 「下からでもここまで来られる証明になっている」と長倉。〝シンデレラボーイ〟がJの歴史に名を刻む。(一色伸裕) ■名古屋・長谷川監督は〝4度目〟V狙う 長谷川監督が自身〝4度目〟の大会制覇に意欲をみせた。前日会見で「選手で一番初めに取ったタイトルも前身のナビスコ杯。この大会への思いは人一倍強い」と語った。現役時代の1996年に清水で初V。指揮官としては2014年にG大阪、20年にFC東京で大会を制した。今季リーグ戦は9位と苦しんでいるが、「今季は『何が何でもタイトルを』とスタートした。全てを出し切る」と力を込めた。