香港政府文化スポーツ・観光局は２日、香港島南部にあるテーマパークの香港海洋公園（オーシャンパーク）と協力し、中国中央政府から香港に贈られたつがいのジャイアントパンダの命名コンテストを開催すると発表した。香港市民を対象に、即日募集を開始した。締め切りは27日。 　贈られたパンダの中国本土での名前は雄が「安安（アンアン）」、雌が「可可（ココ）」。応募はオンラインででき、２頭の香港での新たな中国語名とその理由を100字以内で入力する。元の名前を使い続けることを提案することも可能。最優秀案１人には海洋公園の年間パス大人４人分と食事券、記念品など計１万520HKドル（約19万9,000円）相当の賞品が贈られるほか、優秀案８人も選ばれる。 　コンテストの詳細は海洋公園の専用ウェブサイト＜https://www.oceanpark.com.hk/en/park-experience/giant-panda-campaign-2024/naming-competition-2024＞から確認できる。 　併せて、パンダの絵画コンテストも開催する。２頭の写真や動画を参考に描いた作品を10月21日から11月８日まで募集する。 　２頭は９月26日に香港に到着した。現在は海洋公園で１カ月間の隔離検疫中で、その後１カ月かけて新しい環境に適応させていく予定。文化スポーツ・観光局は「パンダの健康や適応状況を見ながら、できるだけ早く一般公開できるよう手配する」と説明した。