水原希子やNewJeans、IVEを虜にするTomoya Nakagawa 3Dプリンターで創るネイルアートの世界
今後はキャラクターデザインをしてみたい
ーTomoya Nakagawaさんのように、これから創作を始める人へメッセージをお願いします。 本当にやりたいことを追求してほしいと思います。いまは自分らしさを失いやすい時代だと思いますから。私自身もずっと現状に満足できずに、自分のやりたいことを模索し続けています。仕事でも趣味でもいいから、大変でもがむしゃらになれることを。私にとって作品を創ることは、ビジネスにするというより「生きる」ために価値があることだと思うんです。 ー今後新しく挑戦したいことは。 ひとつはネイル以外のデザインを極めていきたいと思っていて、オリジナルのキャラクターデザインをしてみたいです。実は私の造形や色使いはサンリオなどのキャラクターに大きく影響を受けていて、フィギュアやグッズを自分でも作っていきたいなと。 もうひとつはプロのネイリストになることです。私はいまクリエイターとして活動できていますが、専門的なネイリストとしての訓練は充分には受けていません。私の作品を真の意味でエンドユーザーに届けるには、基礎を飛ばしてはいけないと思うんです。私のビザを手配してくれた“Vanity Projects”というNYで有名なネイルサロンで、新人のネイリストとして働きはじめました。プロの技術は丁寧でスピーディで、本当に厳しい。でも最近やっとお客さんを担当させてもらえるようになったんですよ。 3Dプリンターはいままで体力的・経済的にもハードルが高かった立体物制作をあらゆる世代の才能へと開いていくだろう。Tomoya Nakagawa氏はその最初期のアーティストのひとりとして未知のクリエイションを成長させ続けてきた。今後の展開にも目が離せない。