鹿児島大学推薦入試小論文でミス 2023年の同じ試験でも 点検強化へ 合否判定には影響なし
鹿児島読売テレビ
2023年11月の入試で出題ミスがあった鹿児島大学でまた出題ミスが発覚しました。出題ミスがあったのは2022年の推薦入試で大学は「点検の体制を強化していく」としています。 (鹿児島大学教育担当・有倉巳幸理事) 「受験者、高等学校等関係のみな さまに多大なご迷惑とご心配を おかけする事態になりましたこ とについて深くお詫び申し上げ ます。誠に申し訳ございません でした」 出題ミスがあったのは、2022年11月に行われた鹿児島大学医学部保健学科看護学専攻の学校推薦型選抜Ⅰの小論文の試験です。英語の課題文で「data」と表示すべきところを「date」と表示していたということです。 11月上旬、県内の高校の教員から指摘があり発覚しました。解答に影響があった箇所を全員満点にして改めて採点を行いましたが合否判定に影響はなかったということです。鹿児島大学は2023年の同じ試験でも出題ミスがあり11月5日に公表しています。 相次ぐ出題ミスの原因は人為的な問題だとして点検の体制を強化していくと述べました。 (鹿児島大学教育担当・有倉巳幸理事) 「組織的な点検体制の強化を具体的に考えて、全学的に検討、見直しをはかっていく」 鹿児島大学の佐野 輝学長は「出題ミスが判明したことを重く受け止め、試験問題の作成・確認体制等について見直しを行い、再発防止に万全を期すよう努める」とコメントしています。