“ラテンアメリカ最大級の芸術祭”へ 広島の選抜神楽団がメキシコでの公演に向け練習 高地対策で「マスクをして練習」も
舞台にも新しい挑戦があります。 美術担当 石井祐一さん「普段は神楽幕というのを使うんですけど、今回は幕がなく今までにない作り方。幕がない分、演じ方や舞い方、登場の仕方が変わってくる」 神楽では、登場人物は幕から登場しますが、映像や字幕を映し出すビジョンが設置されるため、幕が設置できません。そのため、登場人物は横から出てきます。また、海外の人たちに見てほしいという思いで、奏楽の位置も異なります。 隅井貴徳さん「小太鼓を必死に合わせないいけないから大太鼓の方を見たいが、舞は大太鼓とは反対なので、視線がキョロキョロとして難しい。」 演目が終わると、すぐに振り返りです。数人で集まりより、話し合いをします。良いものを作りあげようと試行錯誤します。 半田徹さん「まだ練習不足だなと。もっと合わせるところは合わせて。まだまだパーフェクトじゃない」 田村和也 副団長「9年前にもメキシコに行かせてもらっていて、その時に僕が得た経験で、日本じゃ味わえないお客さんがスタンディングで拍手をくれるとか、そういった普段味わえない環境を若い子たちと味わいたい。みんなで力を合わせて頑張ります」 県は、神楽公演をきっかけに互いの文化や芸術の交流をさらに促進させていきたいと考えています。メキシコの舞台までいよいよ2週間を切りました。
中国放送