【NFL】WRデルの負傷を受け、テキサンズは「一点集中」する必要があるとテキサンズHCライアンズ
ワイドレシーバー(WR)タンク・デルの回復に向けた長い道のりが始まる。現地21日(土)に敗れたカンザスシティ・チーフス戦でデルが膝蓋骨(しつがいこつ)を脱臼したことをヒューストン・テキサンズのヘッドコーチ(HC)デミコ・ライアンズが正式に発表した。ライアンズHCはデルがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、その他の損傷も抱えているとつけ加えている。
デルは手術を受け、残る試合を欠場することになった。ライアンズHCはセーフティ(S)ジミー・ウォードも足の手術を受けて残りの試合を欠場すると述べている。その後、デルとウォードは2人とも故障者リザーブ(IR)に登録された。
ライアンズHCはクリスマス当日の水曜日に行われるボルティモア・レイブンズ戦に向けてすぐに気持ちを切り替え、前進していかなければならないと話している。
「そうしなければならない。じっとしているのは簡単だ。痛みはまだあるし、これからもずっと私たちに付きまとうだろう」と語ったライアンズHCはこう続けた。
「感情的な部分は常に自分たちに付きまとうと思う。彼らはチームにとって重要な存在だし、チームやロッカールームにとって本当に素晴らしい人たちだからね。私たちにとってものすごく大事な存在だ。だから、彼らを失うのはつらいし、前に進むのは難しい。でも、目の前にあるのは何か。レイブンズがうちのホームにやってくる。私たちは前に進まなければならない。もちろん、あれだけ厳しい知らせを受けた後に前進するのは口で言うほど簡単ではないが、そうしなければならないし、そうするつもりだ。他の選手たちに活躍してもらい、前進していかなければならない。次のチームメイトは気にしないだろう」
デルの離脱は、すでにステフォン・ディッグスを失っているテキサンズのパス攻撃にさらなる打撃を与えることになった。
攻撃コーディネーター(OC)ボビー・スロウィックは「タンク・デルは替えがきかない。ステフォン・ディッグスもそうだ」とコメント。