【からつボート(モーニング)一般】徳島のエース候補山田祐也 また最高峰の舞台を目指して
<22日・からつボート・3日目> 山田祐也は3日目の予選ラストで、枠番通りの2着をきっちりと確保した。初日のドリーム戦こそ6着と大敗を喫したが、他は全て舟券に貢献する堅実な走りを披露。得点率は10位で、危なげなく第一関門を突破した。 今節タッグを組むのは27号機。前検から「悪い感じがないし合格点」と上々の評価を下した。「回り過ぎ」で回転調整が唯一の課題だったが、「操縦性も良くなって、仕上がりは問題ないと思いますよ。あとはバランスを取りたいですね」と的確な調整で機力は整いつつある。 徳島の若きエース候補は、SGの舞台から2年以上遠ざかっている。「着取りを意識しすぎて、自分をうまくコントロールできていないですね」と近況の航跡には満足していない。さらに、「キャリアも積ませてもらっているのに、成長するどころか、むしろ後退しているんじゃないかな」とさえ思い、もがき苦しんでいる心境を吐露。「これが現実」と受け止めるが、瞳の奥にみなぎる闘志は相変わらずで、再飛躍への強い覚悟を感じさせた。 「大きな舞台で結果を残さないと意味がないです」。そのためにも、ここで勝ちきる強さを見せたい。「優勝戦に乗りたいですね」。きっちり仕立てた相棒を味方に、今年2度目のVへ歩みを進める。