豪女子代表FWカーらに同性愛「ヘイト」 チェルシーが非難
【AFP=時事】サッカー女子オーストラリア代表主将のFWサム・カーが、婚約している同米代表のクリスティー・メウィスと赤ちゃんを授かったと発表し、同性愛嫌悪の差別を受ける出来事があった。これに対し、カーが所属するイングランド女子スーパーリーグのチェルシーは19日、「容認できない」「憎悪に満ちた」コメントだと非難する声明を発表した。 【写真】カーのパートナーのメウィス チェルシーは「社会ではいかなる差別も許されず、われわれは、所属選手やスタッフ、サポーターに対するいかなる誹謗(ひぼう)中傷も容認しない」「われわれは、あらゆる文化やコミュニティー、アイデンティティーの人々を歓迎し、祝福する、多様性のある包摂的なクラブであることを非常に誇りに思っている」と述べた。 チームを率いるソニア・ボンパストル監督もカーらに向けられた差別は「狂っている」と表現し、自身はカーとメウィスを支えることに集中したいとコメント。「女性として、母になることは人生で一番のニュース」と話し、二人のことを誇らしく、うれしく思うと語った。 チェルシーの性的少数者(LGBTQ)のサポーターグループは、ネット上でのヘイトコメントには「胸が痛み、怒りを覚える」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News